ヒンドゥー教の祭典「クンブ・メーラ(Kumbh Mela)」

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写真(Newsweek から)は、1月14日から3月10日までの55日間、ガンジス川のほとりなるアラハバードで行われているヒンドゥー教の祭典「クンブ・メーラ(Kumbh Mela)」の様子。夥しい数の人々が、バラモンの聖職者に先導されてガンジス川に飛び込んでいく様子である。殆どの人が一糸まとわぬ姿で聖なる川の水を浴びている。

インドにはヒンドゥー教の聖地が4か所(アラハバード、ハリドワール、ウッジャイン、ナーシク)あり、それぞれを3年ごとに、12年周期で一巡する祭りを「クンブ・メーラ(Kumbh Mela)」というのだそうだ。「クンブ」とは不老長寿の薬が入った壺、「メーラ」とは巡礼を意味する。この祭りの期間中、インド中からヒンドゥー教徒が聖地に集まり、聖なる川ガンジスで沐浴を行う。その様子をNHKが映したことがあるので、見た人も多いことだろう。

4ッつある聖地の中でもアラハバードは特別の位置づけにある。実在するガンジス、ヤムナ両川のほかに伝説上の川サラスワティが合流すると伝えられている。祭りの期間中には、1億人の人々がアラハバードを訪れ、普段は120人のこの都市がそれこそ人で埋まったということだ。

 





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