浄智寺:水彩で描く日本の風景

| コメント(0)

130306.wc147.jochi.jpg

北鎌倉から鎌倉市街に通じる街道を歩いていくと、東慶寺の先に、浄智寺がある。街道から少し入ったところだ。山のふところの森に囲まれた一角で、森閑たるたたずまいだ。

かつては鎌倉五山の一つとして大いに栄えたが、徳川時代になると鎌倉自体の衰退とともに寺勢も衰え、関東大震災では、寺内に残されていたほとんどの建物が倒壊した。

これは、浄智寺の門前にある庭園を描いたもの。奥に見える門は総門で、それをくぐると山門があらわれる。二階が鐘楼になっている珍しい建築物だ。

(ファブリアーノ300g、28×38cm、2012年)


 





コメントする

アーカイブ