次は玉子焼きの番か? 国民栄誉賞

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長嶋茂雄氏と松井秀喜氏が二人そろって国民栄誉賞に選ばれたそうだ。記者会見でそのわけを聞かれた菅官房長官は、先日大鵬関が選ばれたことが弾みになって、長嶋氏の名前があがった、というような意味のことを言ったらしい。つまり、かつて「巨人、大鵬、卵焼き」といわれて、日本国人に広く愛されたことを記念して、今回その巨人のシンボルともいえる長嶋氏に賞を上げる気に、安倍政権はなったというわけだろう。

長嶋氏の受賞は何とかわからないでもないが、松井氏がなぜ一緒にもらうのか、そこのところがわかりかねる記者が沢山いたと見えて、菅官房長官は記者たちからしつこく聞かれて、二人は師弟関係だから、などというわけのわからぬ受け答えをしていたと言うが、そんなことをいうのは自分でもわかっていないからなのだろう。

国民栄誉賞と言えば、シドニーオリンピックで活躍した高橋尚子女史がもらったのに、同じオリンピック選手としては田村亮子女史の方が目覚ましい活躍をしたのに、何故彼女はもらえないのかという疑問があがったそうだ。しかし、賞などというものは、くれて遣るものの意向が決め手なのだから、どうのこうの言ってもはじまらないのかもしれぬ。

しかし、「巨人、大鵬、卵焼き」からの連想が長嶋氏に国民栄誉賞をもたらしたというのは面白い。この分では、次の国民栄誉賞は「玉子焼き」がとる番だ。


 





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