あと一人でパーフェクトゲーム:ダルビッシュ有

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大リーグ、レンジャーズ所属のダルビッシュ有が、4月3日の対アストローズ戦で好投し、26人をノーヒットで抑え、あと一人でパーフェクトゲームというところまでいった。大リーグの長い歴史の上でも、パーフェクトゲームを達成したピッチャーはたった23人しかいない。その途方もない記録をあと一人で達成と言うところまでいったわけだから、当日の球場は異常な雰囲気に包まれたそうだ。結果的には達成できなかったが、その余韻は球場外まで溢れだし、スポーツ関係のメディアはもとより、一般のブログなどでも話題になったようだ。

27人目のバッターはゴンザレス、これまでの生涯打率.234 という打者だ。この打者に向かってダルビッシュは91マイルの速球を投げた。打ち返した球足はそんなに鋭くはなかったが、ピッチャー返しの形でダルビッシュの正面を襲い、彼の両脚の間を潜り抜けてセンター前に抜けた。

後を振り返ったダルビッシュは、打球がヒットとなったのを確認すると照れ笑いをしていたが、その顔が何とも残念そうに見えた。何しろ超弩級の大記録を逃したわけだから無理もない。

後で気持ちを聞かれたダルビッシュは、自分の実力がまだ記録を達成できるところまでいっていないと謙遜していたが、ダルビッシュはまだまだ若い。これから何度か挑戦する機会もあるだろう。

ところで、あと一人と言うところまで行ってパーフェクトを逃したダルビッシュのような男は、過去に10人もいたそうだ。それだけこの記録にはピッチャーを舞いあがらせるところがあるのだろう。(写真は時事から)


 





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