365日24時間死ぬまで働け:「ブラック企業」ワタミの経営理念

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先稿「ブラック企業と自民党 http://blog2.hix05.com/2013/06/post-479.html」で、若者の間で「ブラック企業」ナンバーワンと評判の飲食店チェーン「ワタミ」について言及し、「自分の会社は『ブラック企業』ではない」と反論している当該企業の会長の言い分を批判したところだが、その言い分を覆すような証拠が、一週刊誌によってすっぱ抜かれたそうだ。

このことを教えてくれたのは、最近ネット上で噂になっている想田和弘さんだ。想田さんによれば、すっぱ抜いたのは週刊文春で、その内容が当該週刊誌のHPに載っているという。そこで早速その記事に当たって見たところ、「ワタミ社内文書入手 渡辺美樹会長が『365日24時間死ぬまで働け』」という題名の記事が見つかった。

その記事はワタミの経営理念なるものを紹介したものなのだが、その記事には「自民党公認で参院選に出馬する予定の渡辺美樹・ワタミ会長が、『365日24時間死ぬまで働け』、『出来ないと言わない』などと社員に呼びかけていることが週刊文春が入手したワタミの社内冊子からわかった」とあり、また、「ワタミでは2008年に入社3カ月の女性社員が1カ月141時間の時間外労働で抑うつ症状となり、飛び降り自殺。昨年2月に、過労による自殺として労災認定されている。 また、自殺の翌年から昨年にかけて、時間外労働の上限時間を超えて従業員を働かせていたとして、労働基準監督署から10件の是正勧告を受けていることも明らかになっている」とも書いてあった。

このことについて週刊文春の取材を受けたワタミの広報担当者は、このような文書が何故外に出てしまうのか、「残念でなりません」といったそうだが、過酷な労働で抑うつ症状になり飛び降り自殺した社員については、残念だとはいわなかったようだ。

(参考)ワタミ社内文書入手 渡辺美樹会長が「365日24時間死ぬまで働け」http://shukan.bunshun.jp/articles/-/2761


 





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