ロジャー・バレン(Roger Ballen)のイマジネーティヴな世界

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アメリカ国籍で南アフリカで活躍しているフォトグラファー、ロジャー・バレン(Roger Ballen)が、ケープタウンで音楽活動をしていたグループ、DIE ANTWOORDとコラボレーションした "I Fink U Freeky" がネット上で大ブレークしているそうだ。筆者にはどう受け取ってよいのか十分に解しかねるところもあるが、楽しそうな雰囲気は伝わってくる。

バレンは白黒写真にこだわる最後のフォトグラファーだと言われている。カラー写真と違う白黒写真の最大の特徴は、それが単なる記録媒体ではなく、想像力の所産というところにある、とバレンはいう。人間の想像力(イマジネーション)が加わる時に、写真は芸術として羽ばたくといいたいらしい。

バレンはこれまで、南アフリカ社会の周縁にいる人々に、カメラを向け続けてきた。上の写真は、そんな一枚。1996年刊行の写真集"Platteland"に収録された一枚だ。ドレシーとケーシーという、貧しい白人の双子を写したものだ。

なお、"I Fink U Freeky" を日本語にすると、「あんたって、へんな人ね」というような感じになるだろうか。







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