拓殖大学:水彩で描く東京風景

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拓殖大学のキャンパスは地下鉄茗荷谷駅の南西側に展開している。この絵にある建物はその中核となるもので、なかなか堂々たる景観を呈している。

この学校は、名前から連想されるように、日本の植民地経営とゆかりが深い。長州閥の巨魁桂太郎が作った台湾協会学校として出発し、後に京城分校も作られた。初代校長は桂太郎であり、台湾の植民地経営に腕を振るった後藤新平も校長を務めたことがある。

筆者は、拓殖大学そのものには何らの関心もないが、ふと東京散策の途次かいま見たこの建物にはいささかの絵心をそそられた次第だった。

(2013年、ファブリアーノ紙300g、28×38cm)




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