Ma'am と呼ばれたくない

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日本のお菓子の銘柄に"カントリーマアム"というのがあるが、これは"Ma'am"というアメメリカの日常語からとったものだ。日本語でいえば"おばちゃん"といったニュアンスの言葉だ。ところが、日本人の中にも"おばちゃん"と呼ばれて気分を害する人がいるように、アメリカ人にも"Ma'am"と呼ばれて不愉快になる人がいるそうだ。ではどんな人たちが、どんな場合に、最も不愉快になるのか、ハフィントン・ポストのスタッフが調査したそうだ。

それによれば、自分はまだ若いと思っている人ほど、"Ma'am"と呼ばれることに拒絶反応を示した。実際に若くなくても、そう呼ばれたくない人も結構いる。一方、あまり不愉快に感じない人もいるが、そういう人はだいたい南部の田舎出身の人に多いようだという。

というのも、この言葉は主として南部の子供たちが大人の女性に向かって呼びかける言葉として始まったことに関係あるのだそうだ。南部の子供たちが大人の女性を"Ma'am"と呼ぶとき、そこには彼女に対する敬意の感情が込められている。日本の子供が大人の女性を"おばちゃん"というときにも、聊か尊敬の念が含まれているのと同じだと考えてよい。

ところで、"Ma'am"と呼ばれたくない女性は、どんな風に呼ばれたいか。ある人は、"Madam"と呼ばれることには抵抗がないと答えた。そこで、"Miss"とよばれたらどう感じるかと問うたところ、若くもなく、また独身でもないのにそんな風に呼ばれると困っちゃうわ、と答えた人が多かったそうだ。

(参考)'Ma'am': The 4-Letter Word No Woman Wants To Hear :The Huffington Post




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