シリア内戦の死者146000人以上:シリア人権監視団

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三年間にわたるシリアの内戦にともなって、これまでに死亡した人の数は146000人以上に上ると、イギリスにベースを置くシリア反政府組織シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)が発表した。そのうち半分は一般市民であり、その中には約8000人の子供が含まれている。

シリア内戦の死者数については、国連が今年1月に10万人以上にのぼると発表して以来、数字の正確な把握が困難であることを理由に、アップデートされてこなかった。今回の「監視団」の発表した数字についても、国連はその正確さに疑問を呈している。

最近は、直接的な武力衝突に加え、政府軍による反政府派地域への兵糧攻め作戦が強化されており、その巻き添えで餓死する市民も増えている。内戦の犠牲者がどこまで拡大するか予見できないなか、シリア問題そのものが国際社会の注目を浴びなくなりつつある。

なお、ユニセフによれば、すでに150万人の子供がシリアを脱出した一方、シリア国内に残っている子ども550万人が人道的な援助を必要としている。(写真は政府軍によるアレッポの爆撃現場:AFPから)

(参考)More Than 146,000 People Killed in Syrian Civil War By Noah Rayman TIME







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