プロ野球球団数を16にするのは大賛成だ

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ウォール・ストリート・ジャーナル(Web)の日本語版に、日本のプロ野球球団数を4増やして16にする案が、安倍自民党内で話題になっているという記事が載っていた。某スポーツ評論家が、自民党の会合で提案したところ、アベノミクスの第四の柱として是非取り入れたいというような話が出たということらしい。実現性のほどははっきりしないが、できれば是非実現して欲しいものだ。

プロ野球球団の数が増えれば、プロ野球全体の魅力も高まるだろうし、フランチャイズが置かれた都市の活性化にもつながる。サッカーのJ1だって20球団を擁しているんだから、不可能な数ではないはずだ。日本ハムや楽天が、地域に溶け込んだおかげで、営業的にも成功していることを思えば、工夫次第で、十分に成り立つ話だと思う。

そこで、筆者の提案だが、もし両リーグに2球団ずつ増やすのであれば、米大リーグのようなディヴィジョン制を導入し、東西両ディヴィジョンをそれぞれ4球団ずつにして、その覇者同士でリーグ優勝決定戦を行えばよい。場合によっては、リーグ決定戦に先立ち、それぞれのディヴィジョンの1・2位チームによる、ディヴィジョンシリーズを行ってもよい(たとえば東ディヴィジョンの1位チームと西ディヴィジョンの2位チームが戦うといった襷がけ方式を導入してもよい)。

こうすれば、ポストシーズンの醍醐味が飛躍的に高まり、野球の人気上昇にもつながると思う。このことは、大リーグで実証済みだ。いまのようにリーグ2・3位の勝者と1位のチームがリーグ優勝戦を行うというような、いい加減な方式よりははるかにスマートだ。

そこで、どの都市に新たな球団を作るかが問題になる。色々な案が考えられるだろうが、筆者としては、北陸、東海、四国など、これまでになかった地域に作るのが地域おこしという点でいいと思う。九州などはもう一球団抱えるだけの余裕があるはずだ。

米大リーグも、1950年代までは16球団だったのが、いまでは30球団となり、どのチームも十分に営業が成り立っている。日本でも不可能ではないはずだ。日本のプロ野球界は、ちょっと経営が思わしくなくなると、すぐ球団数を減らすことを考えがちだが、それは後ろ向きの考えというものだ。スポーツは夢を売るビジネスなのだから、もっと前向きに考えてもらいたい。第一、政府に尻押しされるのではなく、自分自身からアイデアを出してほしいものだ。







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