毎年敬老の日には、日本の長寿人口の動向が政府によって発表されるが、この日(9月15日)に発表されたデータでも、日本があいかわらず世界一の長寿国であることが裏付けられた。それによれば、100歳以上のお年寄りの人口が、58820人に達したそうだ。これは人口10万人について46.2人の割合だ。2010年におけるアメリカのそれが17.3人だったのと比較しても、日本がいかに長寿国であるか、実感としてわかろうというものだ。
平均寿命についても、日本の女性は86.61歳で世界一を保っており、男性についても80.21歳の水準を誇っている。また、世界最高齢は男女いずれも日本人であり、女性は大川ミサオさんが116歳、男性は桃井盛さんが111歳になられる。
長寿化の傾向は、日本のみならず世界的にも進行するだろうと国連は見ている。それによれば、2013年における100歳以上の人口は44万1千人だったが、2050年には340万人に達するだろうという。
長生きすることは、基本的にはいいことといえるが、心からそうだと言えるためには、老いてなお充実していられるような条件がないといけない。生きていることが楽しくなかったり、逆に辛かったりするようでは、長寿の恩恵も色あせたものになるだろう。
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