日本のネオナチ

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日本にもネオナチが存在する、ということを筆者は、英紙ガーディアンのウェブ上の記事で知った。この記事は、安倍晋三首相のお友達として知られる女性閣僚(某総務大臣)と自民党の女性幹部(某政調会長)とが、日本のネオナチの幹部とツーショット写真をとっていたことを紹介しているのだが、その中で日本のネオナチの特徴を簡単に説明している。

国家社会主義日本労働者党と名乗るこの団体は、ナチスの正式名称である国家社会主義ドイツ労働者党(Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei)を強く意識しており、その綱領には、ドイツのネオナチをとく似た主張が盛り込まれているという。ホロコーストなどなかったという主張や自民族の至上性についての主張などである。

この団体の幹部が、件の二人の女性とツーショット写真を撮って、それを自らのウェブサイトに自慢げにアップしたのは、彼らがこの二人の女性に親近感を感じたからなのだろう。この二人の女性はいずれも、極右的な言動で知られている。彼女らも、たとえば慰安婦問題など存在しなかったと主張したり、日本民族の至上性を主張したりする点では、この団体と異なるところはない。似た者同士は引き付けあうものだ。(写真はGuardian から)

(参考)Neo-Nazi photos pose headache for Shinzo Abe By Justin McCurry Guardian





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