経が岬・天の橋立:若狭・三丹の旅その二

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バイキングの朝食を終えた後、バスで丹後半島を北上し、経が岬というところで下りた。ここは丹後半島の最北端で、眺めのよいことで知られているそうだ。ホテルとは目と鼻の先である天の橋立を迂回してここまでやって来たのは、その眺めの良い景色を見るためということらしい。

経が岬展望の後、バスはUターンして天の橋立に向かったが、途中伊根というところに立ち寄って、そこの港から船に乗った。ここは伊根の舟屋といって、湾に沿って家が立ち並んでいるさまが、まるで小さな船着き場が並んでいるように見えることで有名なのだそうだ。実際、船の上から家屋の並んださまを見ると、一階が船の格納場所になっていて、人々がそこから船を出し入れしていることが伝わってくる。この辺は陸を移動するより海を船で移動する方が便利なので、このような工夫が伝わってきたということだ。他にはなかなか見られないものだという。

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船が港を出るとすぐに、ウミネコやトンビが船につきまとうようにしてついてきた。船の客から餌を貰えることを、学習して知っているからだろう。トンビが沢山いるのは、養殖筏に蒔かれる餌を目当てに集まってくるということらしい。トンビはウミネコに比べると獰猛な感じで、それが羽を広げて船の上を旋回する様子はなかなか迫力がある。

十一時頃、天の橋立の真下にある元伊勢神社に至る。この神社は、その名の通り、伊勢の神社ができるまで天照大神をお祭りしていたところと言う。神社の中でも格式の高い神社だ。

この神社の脇から出ているケーブルカーで上ると、そこが天の橋立が展望できる傘松公園の高台だ。ここには十年ほど前にあひるの仲間で来たことがあるのだが、みな股のぞきをした思い出は残っていたものの、ケーブルカーに乗った記憶がないという。そういう小生もすっぽり記憶が抜けている。股のぞきをするためには、ケーブルカーに乗って高台まで行く必要があるから、きっと乗ったにちがいないのに、それが思い出せない。乗ったことを思い出せないのか、そもそも乗っていないのか、この日は結論が出なかったが、きっとボケたせいで思い出せなかったのだと思う。

復路はリフトで下りた。中々きつい傾斜で、小生のような高所恐怖症気味の者にはスリル満点だ。その分、眼下に広がる眺めに迫力がこもる。

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元伊勢神社の近くにある大丸シーサイドセンターというところで昼食をとった。メニューを選べるとあって、七人のうち三人は鯛のお茶漬けを注文し、小生を含む四人はあさりの釜めしを注文した。釜めしの外あさりの酒蒸し、あさりの吸い物とあさりづくしだ。付け足しに出て来た甘海老は、解凍ものとみえてべちゃべちゃに水っぽかった。そのほかにサザエのつぼ焼きがでてきた。それらを肴にしてビールを飲んだのはいうまでもない。

食後、食堂の売店で昨日買ったのと同じようなイカの塩辛を見つけた。全く同じものではないが、これもやはりうまそうに見える。そんなわけで是非もなく買ってしまった次第だ。








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