ヨーロッパ各国のイスラム人口

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上の表(Economist誌から引用)は、ヨーロッパ各国におけるイスラム教徒関連のデータで、2010年におけるイスラム教徒の全人口に占める割合、及びイスラム教徒がヨーロッパ的な価値観と折りあわないと考えている人の(2013年における)割合を示している。今般イスラム教徒による襲撃事件が世界を震撼させたフランスについては、この(2010年)時点では、全人口に占めるイスラム教徒の割合は約7・5パーセントになっているが、現在の時点では10パーセントにあたる600万人にまで増加しているといわれる。

ヨーロッパ各国によるイスラム教徒の受け入れは、旧植民地に対する政策の一環としてなされているのと、難民受け入れとの二つの側面がある。近年は、難民受け入れが増加しているようで、フランスでのイスラム教徒の急増も、難民受け入れの部分が多いらしい。

この表を見て感じるのは、イスラム教徒を社会の異物として感じている人の割合が、各国とも非常に高いことだ。イスラム難民に比較的寛大だと言われるフランスでさえ、2013年の時点で56パーセントの人々がイスラム教徒に厳しい見方をしている。

そのフランスだが、今回の事件を契機に、反イスラム感情が高まるのは避けられないだろう。また、ドイツではこの事件の前から、ザクセン州など東ドイツを中心に、反イスラムデモが激化していると伝えられている。








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