英紙タイムズがウィリアム王子のNHK訪問を批判

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英紙タイムズといえば、世界中に現存するメディアの中では最も古い伝統を誇る。論調は保守的である。そのタイムズが、現在日本を訪問しているウィリアム王子に触れ、王子がNHKを訪問する予定でいることに、批判のコメントを出している。

このコメントは、NHKのいまの会長が歴史修正主義的な見解の持ち主であることを問題にしている。イギリスで日本のNHKに相当する公共放送と言えばBBCであるが、BBCは公正な報道をモットーとしていることで知られているし、イギリス国民はそのことを誇りに思っている。ところがNHKは、公正どころか、権力にすり寄っているので、BBCとは一律に論じることはできない、というようなニュアンスがこの批判記事からは伝わって来る。

この記事が最も問題視しているのは、ウィリアム王子が、ある番組の収録現場を視察しようとしていることのようだ。その番組とは、今連載中の大河ドラマ「何とか燃ゆ」のことらしい。この番組は、件のNHK会長が、今の日本の総理大臣の御機嫌をとるためにでっちあげたごますり番組だ、というような趣旨のことを、この記事は言っているようだ。

NHKの党派的な姿勢については、イギリスの保守的メディアにも伝わっている、ということか。






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