安倍晋三はバカではない?

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お笑い芸人爆笑問題の太田光が、ラヂオのトーク番組で、安倍晋三総理をとりあげ、バカだ、バカだ、と連呼したというので大騒ぎになっているらしい。安倍晋三を愛する人々は、これを反日的行為だとして、その売国的犯罪性を大いに非難しているようだ。もしも、安倍晋三総理が、太田光の言うようなバカでないのなら、この非難は一定の意味を持つかもしれない。しかし、安倍晋三という男が、太田光の言うように、本当にバカだったら、どうなのか。そんなつまらないことを考えさせることが、起こった。

北朝鮮をめぐる、安倍晋三総理の反応がそれだ。北朝鮮との間で、拉致問題を巡って政府間の交渉がなされていることは、周知のことだ。いろいろな局面が断片的に伝わって来る中でも、この問題がなかなか進展していない様子は、なんとなくわかる。そうした中で、北朝鮮にはこれ以上甘い顔を見せるなというような意見が出てきたりもしているようだ。

こうした意見がある程度の影響を及ぼしたのか、よくはわからぬが、日本側が、北朝鮮を露骨に挑発するようなことをした。過去の軽微な脱法行為を持ち出して、北朝鮮と深いかかわりをもつ人物を強制捜査したのである。これに対して、当の人物が強く反発したのと並行する形で、北朝鮮も正式な反応を見せ、日本政府がこんなことをするなら、今後、拉致問題を含めて、まともな対話はできないと通告してきたのは、すべての日本国民が知っての通りだ。

これに対して、安倍晋三総理はどのように反応したのか。大部分は、側近の菅官房長官を通じてだが、北朝鮮の言うことは到底容認できない、というような言葉を繰り返したのだ。その上で、北朝鮮は、対話に応じろといっているわけだが、これってどういうこと? と感じたのは筆者のみではあるまい。(いいことか悪い事かは別として)相手の横っ面を張るような真似をして、相手がそれに怒りの反応を見せたら、つまり、お前とはもう話したくないと言っているのに、「それは許されない」などと言っているわけだ。

これって、利口ではないまでも、せめて普通の頭を備えた人間の言うことだろうか、と筆者などは思ってしまう。これは、間違った受け取り方だろうか。

太田光ならずとも、安倍晋三さんにはあきれてしまうのではないか。







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