ポン酢でうどんを食う

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うどんをポン酢で食うという発想がいままでなかったのが残念だ。今日初めてこれを食ってみて、そのうまさに舌を巻いた。こんなうまいものを何故いままで、作って食おうとしなかったのか。

筆者は、毎日の昼飯は自分の手で作っている。メニューの中には当然うどんもある。正統派の関東風かけうどん、最近覚えた関西風のきつねうどん、めんつゆを使ったその他のうどんや、それらを冷やしの形にしたもの、あるいは焼うどんなど、自分なりにけっこうメニューは豊富な方だと自認しているが、これまでポン酢で食うという知恵が湧かなかった。

その知恵をどこで仕入れたのか。忘れてしまって思い出せないが、今日はあまりの暑さに、あっさりとしてしかも食欲をそそるものを食ってみようと思ったところが、そうだ、ポン酢で冷やしうどんを作って食ってみようと、突然思いついたのだった。

まず、大きめの鍋でお湯を沸かし、讃岐うどんの生麺を固めにゆでる。麺をゆでている間、大根おろしを作る。おろしの量は多い目だ。麺がゆであがったところで、水で冷やして大きな皿に盛る。その上に、おろした大根と糸状に切った鳴門巻、ねぎの千切りを乗せてポン酢をかけ、そのうえに更に刻み海苔をふりまく。

ポン酢はたっぷりとかけるのがよい。かけすぎると味が濃くなりすぎるのではないかとの懸念は無用。大根おろしの水分で希釈され、ポン酢の味がまろやかになるため、味の濃さを感じさせないからだ。

これが頗るうまい。これなら、食欲のない時でも、するすると入って行きそうだ。究極の避暑食といえるのではないか。読者諸兄も是非試されるように、お勧めする次第だ。





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