イタリア紀行その十八:帰国

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十一時頃チェックアウト手続をなす。ホテル利用税一人一泊あたり六ユーロ合計七十二ユーロを支払ふ。ややして旅行会社のイタリア人エージェント迎へに来る。マイクロバスに乗せられ他に日本人二名を拾ひ空港に向ふ。途次運転手とエージェント会話に夢中となる。そのため運転手の余所見をすること頻繁なり。余聊か身の危険を感じたれば自発的にシートベルトを着用せり。

空港に到着するやエージェント客のために航空会社のチェックインを代行す。その後出国手続を済ませ、ロビーの食堂にて昼餉をなし、十五時三十分発東京行AZ784便に搭乗す。飛行機は予定時刻を五十分遅れて離陸せり。

離陸後数時間後に窓外暗転す。十八時ごろ夕食の供応あり。十九時頃より四時間ほど転寝をなす。二十三時頃軽食。二十四時半頃窓外の明るくなるを見る。その頃飛行機は河北から黄海に抜け仁川南方より朝鮮半島を横断せんとす。

二十五時頃朝食の供応あり。飛行機は金沢付近にて日本上空に進入し銚子沖にて機首を北に向けそのまま成田空港に着陸す。時に日本時間午前十時二十分なり。

飛行時間十二時間、遅延を含めて飛行機内に居ること十三時間近くなり。流石に疲労したり。

文子とは空港内にて別れ京成線に乗り帰宅の途に着きぬ。






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