花代、枕代、枕花代

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花代といえば芸者遊びの代金をさし、枕代といえば女性と一夜を共にした代金というのが一般的な受け止め方だ。では、枕花代といえば何をさすか。普通の感覚なら、枕代と花代が合わされば芸者と一夜を共にした代金ということになろう。まして、この言葉の出処が、あの下着ドロボー容疑で世間を騒がせた某「スケベ」大臣とあればなおさらだ。というのもこの言葉は、この「スケベ」大臣の政治資金収支報告書の中で使われたというのである。

もっとも当該の「スケベ」大臣は、このような見方を強く否定するだろう。この大臣によれば、収支報告書にある枕花代とは、死亡した有権者の枕元に添えるべき花の代金を指すと言うことらしい。確かに死者の枕元に花を添える風習は無いわけではない。だがそれは遺族によってなされるのが普通だろう。第三者、しかも国会議員が有権者の枕元に花を添えるというのはあまり聞いたことがないし、ましてや現物の代わりに現金を贈るというのはどう見ても不自然だ。精々通夜の飾段に供花するくらいではないか(これにも法的な疑義がないわけではない)。





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