GRIF運用悪化なら年金給付の減額はありうる:安倍総理の発言変更

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安倍晋三総理が国会質疑の中で、GRIFの運用損が伝えられていることに関して、将来GRIFの運用が悪化すれば年金給付額が減額されることはありうると答えたそうだ。大方の日本人はこれを聞いて唖然としたのではないか。

というのも、安倍晋三総理はこれまで、GRIFの株式運用に自信を持っていたようで、株価の変動によって短期的には損失が発生しても、長期的には相殺されて、現実の年金給付額には影響が及ばないかのような発言を繰返していたからだ。今回の発言は、株価の下落によって、GRIFの資金に深刻な影響が及ぶことを、あっさり認めたのだと思われる。それを正直と言うのか、無責任と言うのか。

そもそもGRIFの運用における株式投資への比率を増やす方針は、安倍総理自らのイニシャティブで始めたことだ。それに当たっては、世界的な投資家として知られるジョージ・ソロス氏からのアドバイスが大きく働いたと伝えられている。ソロスのアドバイスは、日本の年金資金の安全ということよりは、自分たちの儲けのチャンスを増やしたいという思惑からのことと思われる。その思惑は実現して、ソロス氏ら世界中の投資家は、日本への株式投資を通じて大儲けできたはずだ。彼らは安倍総理に儲けさせてもらって、大いに感謝しているに違いない。

感謝どころか、噴飯にたえないのは、日本の年金受給たちだ。彼らは安倍晋三という男の、無謀なギャンブルに付き合わされ、その結果ツケだけを回される格好になるわけだ。安倍晋三総理も、まさかこんな短時間で、というのは自分がまだ総理大臣の椅子に座っている間に、博打が裏目に出てしまうとは思っていなかっただろう。








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