皇居乾通りの桜を見る

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皇居内の桜の名所として知られる乾通りが一般開放されるというので、単身出かけてみた。10時半ごろ東京駅に降り、皇居を目指したが、堀の手間から行列が出来ていて、それがぐるりと大きな弧を描いて迂回しているので、目的の場所までなかなか近づけない。それでも東京駅を降りてから、入口の坂下門を潜るまでにかかった時間が丁度一時間であったから、そんなにメチャクチャな混雑振りとはいえない。普通に歩いても20分ほどはかかる道のりだ。途中門の手前で二重のセキュリティチェックがあったことを考えると、かなり順調に人を捌いたといってよい。

乾通りの並木は桜一色というわけではなく、松をはじめ様々な樹木が混植されているが、やはり桜は目立つので、それらが一斉に咲き広がると、見事な眺めを呈する。今年は開花が思うように進まず、この日(3月31日)はまだ六部咲きといった状態だったが、折からの晴天に、咲いた花が照り映えて、なかなか妖艶な雰囲気をかもし出していた。

今年は3月25日から31日までの日程で一般解放したところ、このように開花が進まず、また人々の熱意も高いということで、4月3日まで公開が延長されたそうだ。だから今日あたりはまだクライマックスの手前にあるはずなのだが、人々の熱狂は最高潮に達しているとみえ、通りは芋を洗うような混雑振りになった。落ち着いて写真をとっているどころではない。

坂下門を潜ってから乾門を出るまで約20分の道のり。一方通行でかつ長時間の停止ができないとあって、ベルトコンベヤーに乗せられたように、一気に出口までたどり着いたというところだ。途中東御苑に抜ける道があったが、大部分の人は真直ぐ乾門の方向へ進んだ。

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北の丸公園の桜は、乾通りのそれよりも咲き進んでいた。とくに田安門周辺の桜は大分咲き進み、ほぼ満開に近いと言ってよい。この分だと今週末が花見のピークになりそうだ。





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