ドナルド・トランプの等身大ヌード像

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これは、ニューヨークのユニオン・スクエア・パークに突然出現したドナルド・トランプの等身大ヌード像。設置したのはINDECLINEというアナーキスト団体で、ニューヨークのほかサンフランシスコ、ロサンゼルス、クリーブランド、シアトルの目抜き通りにも設置したそうだ。突然の怪物の出現に、通りがかった人々は大騒ぎ。ブロンドの毛が生えたトランプの股倉を指さして、オオマイゴッドと叫んだり、この像と一緒に記念撮影した人もいた。

日本ではこんなことは考えられない。たとえば某総理大臣のヌード像を皇居前広場に設置したりしたら、間髪をおかず猥褻物陳列罪で検挙されてしまうだろう。別に某総理が猥褻だという理由からではない、誰のものにせよ、男の一物をむき出しのまま陳列するのは重罪にあたるという理由からだ。

アメリカでも、最近はそんなに鷹揚ではないらしい。設置されてからたいして時間が経たないうちに、この像は警察の手によって撤去された。撤去の理由はよくわからない。猥褻物陳列罪に相当するような罪状からなのか、それともトランプ陣営からの強烈な抗議があったからなのか。できれば知りたいものだ。

ともあれ、アメリカでは選挙運動に際して、政敵を貶めることを目的としたいわゆるネガティブキャンペーンが花盛りだ。これもその一環として行なわれたのだろうと思われるが、クリントン陣営としては、アナーキストと付き合いがあるとは思われたくないだろうから、見て見ぬふりをして済ますのだと思われる。(写真はAPから)





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