トランプがメキシコの麻薬王を麻薬取締局長官に起用?

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奇想天外な閣僚人事で世間を騒がしているトランプが、今度は麻薬取締局の長官に、メキシコの麻薬犯罪王で、エル・チャポ(El Chapo ちび)のニックネームで知られるホアキン・グスマンを起用する意向を見せて、これまで最大級のサプライズを引き越している。

トランプは公式声明のなかでグスマンに触れ、「彼はプライベート分野ですさまじい業績をあげたから、(その勢いで)麻薬取締局も変えてくれるだろう」と言ったそうだ。メキシコの麻薬犯罪王にどんな改革を期待しているのか、そこまではこの声明は触れていない。

グスマンといえば、どういうわけかトランプとは犬猿の仲だったというのが大方の見方だ。グスマンは昨年、トランプの首に一億ドルの賞金をかけて話題を呼んだ。だが、メキシコ当局に捕まって、いまは刑務所の中にいるはずだ。そんなグスマンを何故トランプが、麻薬取締局の長官に起用する気になったのか。色々な憶測が流れている。

トランプの不実な代理人であるケリアン・コンウェイは、何故こんな男をトランプが起用する気になったのかというCNNキャスターの質問に対して、トランプは自分のチームを最強のメンバーで固めたいのよ、と答えたそうだ。彼がトランプのために投票しなかったことについては、彼がアメリカ大統領選挙の投票権を持たず、また刑務所の中に入っていたためだから、トランプは気にしていないわ、というのだ。

筆者はこの話を雑誌NEW YORKERの記事で読んだのだが、まるで一杯食わされているような気がしながら読んだものだ。

(参考)Trump Picks El Chapo to Run D.E.A. By Andy Borowitz : NEW YORKER






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