カルガモの親子

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先日(五月五日)、筆者の家の近くにある長津川の水路でカルガモの親子を見かけたことを紹介したが、あれ以来筆者は毎日のように彼らを観察してきた。出会って以来たった十日しかたたないが、雛は大分成長したように見える。今日は彼らが草むらで休んでいるところを見て、カメラにその姿を収めた。ご覧のように、母親を囲んで八羽の雛たちが気持ちよさそうに日向ぼっこをしている。

日向ぼっこがすむと、親が水の上に進み、続いて雛たちも親のあとをついてゆく。雛たちは決して親のそばを離れようとしないし、親の方も、たえず雛の様子に気を配っている。彼らの行動範囲は非常に狭いものらしく、筆者は毎日同じような場所で彼らと出会う。雛が飛べるようになるまで、彼らはこの狭い水域を居場所にすることだろうと思う。

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カルガモたちは、水路に浮かんでは、水草とか藻のようなものを食っているらしい。親はたいてい雛の様子に気を配っているが、時折は自分も水の中に首を突っ込んで、餌をとることもある。水草はおそらく栄養があるのだろう。でなければ、生まれたばかりの雛を、わずか十日でここまで大きくさせることはできまい。

時折雛たちの中には親の近くを離れてしまうものもあるが、おそらく何か気になるものを見つけて夢中になるのだろう。だが、しばらくすると、思い出したように、親の近くに戻ってくる。

今日は、おそらく別の親子と思われるものと遭遇した。というのは、調整池の土手を一周して戻って来ると、四羽の雛をつれたカルガモを見たからだ。そのそばには、オスと思われるものもいた。筆者は始め、先程のカルガモだろうと思ったのだったが、それにしては雛が四羽しかいないし、オスまで同行している。それでこれは別のカルガモの親子なのだろうと直感したのである。

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そもそも筆者がこのあたりで初めてカルガモを見た時には、三羽の大人のカルガモがいたわけだし、それに引き続いて八羽の雛をともなったカルガモを見たわけである。だから、この四羽の雛を連れたカルガモは、始めに見た三羽のカルガモのうちの一羽なのかもしれない。

こんなわけで、毎日カルガモたちを観察しては、ひとり楽しんでいるところだ。






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