長津川公園での雀とのひととき

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いつものように長津川公園を散策し、調整池の土手をジョギングして疲れた体をベンチで休める。いつもだと鳩が沢山寄ってくるところだが、最近はその姿をめっきり見かけなくなった。このことで不審な思いをしていることは、先日のブログで書いたところだ。今日は、鳩の代わりに雀の夫婦が寄って来た。

二羽で仲良く飛んできて、筆者の足もとに下りたつと、警戒する様子もなく歩き回る。二羽のうちの一羽は、筆者の足もとのすぐそばまで近寄ってきて、筆者の方を見上げては、なにやら催促するような鳴き声を上げる。どうやら餌をねだっているらしい。この公園に来る人の中には、鳩や小鳥に餌を与える人が結構いるので、それに馴れて、宛にしているのかもしれない。

もう一羽のほうは、筆者の近くのベンチに座っていた人の方へと歩いて行って、やはり鳴き声を上げながら、なにやら話しかけているように見える。餌をちょうだいと言っているらしい。しかしその人も筆者も、あいにく餌の持ち合せがなかった。

ここに鳩が沢山いたときには、餌をくれる人の周りには鳩が群がって、スズメなどの小鳥はなかなか近づけなかった。近づこうとすると、鳩の群が作る壁のようなものに跳ね飛ばされてしまうのだ。その鳩がいなくなって、雀としては人間の餌を独占できるとあって、人間の姿を見ると、餌をくれるかもしれないと思って、こうして近づいてくるのだろう。

人間から餌を期待しているのは、鳥類だけではない。この公園には結構な数の野良猫がいて、その猫たちに餌を与える人がかなりいる。猫は、普段は藪のなかに隠れているが、いつも餌をくれる人は覚えていて、彼らの姿を見かけると、飛ぶようにしてやってくる。餌をくれる人と猫とは、カップリングのようなものが出来ていて、特定の人からは特定の猫しか餌を貰わない。需給のバランスがゆるやかに保たれているので、猫もガツガツしないですむのだ。そのせいか、この公園にいる猫たちは、どれもぶくぶくと肥っている。

雀に話をもどすと、今日見たスズメは夫婦仲がよいらしい。この雀に限らず、どの雀も夫婦仲がよいのだろうか。今後よく観察してみたいと思う。





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