カルガモの独り立ち近し

| コメント(0)
170704karugamo.jpg

筆者の家の近くの水路で初めてカルガモの親子を見たのは、ちょうど二か月前のことだった。孵化したばかりと思われる雛が八羽、母親のそばにくっついて、必死になって生きようとしていた。そのカルガモは、いまではすっかり母親と同じ大きさになった。ものの本によればカルガモは、孵化して二か月で自立し、飛翔できるようになるというから、この子たちが独り立ちする日は近づいているのだろう。

この親子を最後に見かけたのは、筆者がドイツ旅行に出立する前の六月十六日のことで、その際には、それまで生活圏域としていた水域をかなり離れた下流にいた。そこに行くには、二メートル近い落差を超えなければならぬので、筆者は彼らが飛翔してこの落差を超えたに違いないと思い、そうだとすればもはや、今までの水域にこだわらず、広い範囲で生息するようになるだろうから、今後日常の散策路で彼らを見る事はなくなるだろうと思った。

ところがドイツ旅行から帰って来て、昨日(七月三日)いつもどおり水路周辺を散策していたら、彼らの姿を再びもとの場所に見出したのだった。母親を始め九羽のカルガモは一羽も欠けていない。その折はカメラを持っていなかったので、撮影はできなかったが、今日改めてカメラを持参して出かけたら、彼らの姿を同じような場所で見かけた。上の写真はその際に撮影した一枚だ。この日のカルガモたちは、三組ほどに分裂していて、ここに映っている四羽はその一部だ。

このカルガモたちが独り立ちする日は近いのだろう。これもものの本によれば、カルガモは基本的には渡らないらしい。ということは、これらのカルガモたちは、今後もここで暮らし続けるのだろうか。ともあれ、今後もしばらく彼らの生息を観察し続けようと思う。





コメントする

アーカイブ