あひるたちの九州旅行その三:ハウステンボスに遊ぶ

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ハウステンボスへは午後四時過ぎに着いた。駐車場の入り口がわかりにくくて難儀したが、なんとか探し当てて車を止め、エントランスをくぐった。その先には水車が見え、いかにもオランダらしい光景が広がっていた。といっても小生はオランダに行ったことがない。写真や映画で見た記憶に照らし合わせているだけなのだが、なんとも懐かしい景色に見える。そのうち機会があれば本物のオランダを訪ねてみよう、と思った次第だった。

クルーザーに乗って、水上から園内の様子を楽しんだ。その眺めがまた良い。実際ハウステンボスは水上から眺めるのがもっともよいのだそうだ。その証拠に、開園当初は歩いて園内を見回るコンセプトがなかなか受け入れられず、赤字で出発したものが、この園内クルーズを売り物にするようになってから、大勢の客を惹きつけるようになったそうだ。こういうアトラクション施設は、何といってもアイデアがものを言う、漫然と運営していただけでは人に見放されるということの見本を示したわけである。

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終点のタワーシティというところでクルーザーを下りた。我々の宿泊先であるホテル・アムステルダムは、タワーシティの西隣のアムステルダムシティにある。我々はタワーシティから橋を渡ってアムステルダムシティに行き、ホテル・アムステルダムにチェックインした。

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その後、夕闇迫る街へと繰り出し、タワーシティのとあるイタリアレストランに入って食事をした。小生はほたてとあさりのガーリックオイルパスタというものを注文したが、これが非常にうまかった。ほかのあひるたちも思い思いのものを注文したが、みな味が良いと言って満足した様子だった。生ビールとワインを飲んだのは言うまでもない。

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食後タワーシティビルの上からハウステンボスを俯瞰した。園全体がライトアップされ、非常に幻想的に見えた。このライトアップによるイルミネーションは、地上で見ても迫力があった。とくにタワーシティにかかった滝とそれを昇る龍のイルミネーションとか動物のイルミネーションが楽しかった。象などは、同じ側の手足を同時に動かしているように見えたが、これは走っているつもりなのだろうか。

タワーシティの船着場から再び船に乗って、先ほど乗りこんだ始発の船着場までクルーズを楽しんだ。今回はライトアップされた景色を見ながらのクルーズになった。日中とはまた異なった趣がある。

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船を降りると、アムステルダムシティまで歩いて戻った。まず水車が三台並んだ島に渡り、そこから尖塔のそびえる門をくぐった。この門はフェルメールの描いたデルフトの門を再現したものなのだそうだ。実物大に作ってあるらしい。運河に面しているところも実物と同じだ。そんなところにもオランダへのこだわりを感じさせられる。

ホテルに戻った後、それぞれシャワーを浴びたりしてくつろぎ、小生らの部屋に集まって、昨夜の飲み残しのバーボンと今ちゃんアヒルが差し入れた焼酎を飲みながら語りあかした。このホテルの部屋はゆったりと作られている。小生らの部屋にはベッドが三台据えられていて、部屋の空間はかなり広い。人間が七人集まっても窮屈さを感じさせない。ましてあひるが七羽なら、相撲をとったり石蹴り遊びをしたりもできそうだ。

話題は取り留めもなく広がったが、おのずから次はどこへ行こうかということになった。こういうケースの会話としてはもっとも熱心になるところだ。いろいろ意見が出たが、もう年も年だし、あまり無理のない計画にしようということでみな意見が一致した。







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