今年もカルガモの親子と出会う

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今夕、いつものように長津川調整池公園を散策していたら、公園の入り口の水路で久しぶりにカルガモを三羽見かけた。しばらく見なかったのでなんだかうれしくなり、浮いた心で土手を一周して戻ってくると、さきほどの所よりやや下った水路で一羽のカルガモを見かけた。これは先ほどの三羽のうちの一羽だろうか、それとも別の個体だろうかと思いながら土手をもう一周して戻ってくると、今度や二つの水路が合流する当たりでカルガモの親子を見かけた。親を囲んで六羽のヒナが泳いでいる。みな頗る元気だ。そのうちの一羽は好奇心に駆られて寄り道をする様子に見えたが、自分だけが置き去りにされていると見るや、脱兎の如き勢いで母親のところに戻った。その様子がいかにもけなげに見える。

筆者はすっかりうれしくなってしばらく彼らの様子をうかがっていた。それにしてもこのカルガモのヒナたちの母親はどんな個体だろうか。昨年八羽のヒナを生んだ母親が、今年もヒナを生んだのだろうか。それとも別の個体だろうか、その個体はもしかして昨年生まれた八羽のヒナたちのうちの一羽だろうか。そんなことを考えながら土手を先に進むと、水路の下流のほうで四羽の大人のカルガモが泳いでいるのが見えた。

今日はずいぶんと多くのカルガモを見る日だなと思いながら、その四羽のカルガモを観察する。これらは先ほど上流で見かけた三羽のカルガモと、それとは別に見かけた一羽のカルガモが合流したのだろうか。それとは別に全く別の個体がやってきたのだろうか。そんなことを疑問に思い出すとキリがない。

昨年初めてカルガモのヒナを見たのは五月の五日だった。それが今年は六月の三日に初めてお目見えしたわけだ。今日見たヒナたちも生まれたばかりだから、大きさは昨年のヒナと同じだろう。とすると、昨年より一か月ほど遅く生まれたということになる。カルガモの繁殖時期には多少の時間的な差異があるのだろうか。

ともあれ今年もこれから毎日カルガモを観察するチャンスに恵まれたわけだ。今日はあいにくカメラを持っていなかったが、明日以降はカメラを持参して彼らの可愛い様子を撮影しようと思う。





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