ポリュクレイトス:ギリシャ、クラシック美術

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ポリュクレイトスは、ミュロンより年少で、クラシック美術を更に奥行きの深いものにした。かれの代表作「ドリュフォロス(槍を持つ人)」は、カノン(規範)を体現したと言われたほどだ。カノンとは、人体の理想的な比例を意味する言葉で、かれの著作の題名だった。

上の写真は、そのドリュフォロス像。人体の理想的な姿が表現されている。ポリュクレイトスは、専らクーロス像を作り続けたが、それは若い男子の身体こそ、人間の美しさがもっともよく現われていると考えたからだ。

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これは、「デュアドゥメノス(勝利のひもを結ぶ若者)の像。両腕の先が欠損しているが、両手で以て勝利を祈念する紐を結んでいるのだとされる。原作はブロンズ像だが現存せず、大理石のコピーが何点かある。(ナポリ、考古学美術館ほか)






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