船橋天沼公園で鳩と戯れる

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船橋の天沼公園は、JR船橋駅の北口を出て徒歩数分のところにある。今日(3月31日)はその天沼公園に花見に出かけて、思いがけない体験をした。桜を楽しんだのはともかく、大勢の鳩と心温まる交流をすることができたのだ。小生が天沼公園に行く気になったのは、家人にそそのかされたためである。家人が言うには、折角の花見の季節なんだから、家に閉じこもってないで出かけなさいよ、海老川沿いの桜がきれいだから、そこへ行ってみなさいよ。こういうので小生は、海老川までは遠いなと言ったところ、じゃあ天沼公園にいったらどうなの、あそこにもたしか桜があるはずよ。こう言われて小生は、先日長津川の桜を見たばかりだったが、場所を変えて花見を楽しむのもよかろうと思い、出かけた次第だった。

十一時頃家を出て、長津川沿いを歩いて船橋駅方面に向かう。途中の川沿いにも数本の桜が植えられていて、あたかも満開である。その眺めを楽しみながら、四十分ばかりで天沼公園についた。花見をするのに飲食は欠かせないので、駅前のスーパーに立ち寄って、握りずしと缶ビールを買い求め、公園のベンチに腰掛けて弁当を広げた。飲み食いをしながら適宜、公園内の桜の様子などをデジカメで撮影していたところ、一羽の鳩が小生の腰掛けているベンチにやってきて、しきりに小生のほうをうかがう。その鳩は雌であったが、それを追いかけて雄もやってきては、雌の前で例の羽毛を膨らます動作を繰り返し、仲良くしようと呼びかけている様子である。雌はそんな雄のことは無視して、小生のほうに注意を集中している。どうやら小生が広げている弁当に強い関心があるようだ。

小生は当初、その雌の鳩を無視していたが、あまりにも執拗に小生に媚びる様子なので、根負けして、握りずしの飯粒をベンチの上に置いたところ、その雌の鳩は嬉しそうにそれを食った。ところが驚いたことに、他の鳩が次々と集まってきて、たちまち小生の周囲を取り囲んでしまった。その数は三十羽以上だったろう。小生はいつか、公園内で烏にサンドイッチを与えたところ、すさまじい数の烏に取り囲まれた経験があるので、これはその折のことを思い出させるものだったが、烏と違って鳩は威圧感を覚えるようなものではないので、小生はかれらの様子を気軽に観察し、時には追加の米粒を投げてやったりした。そんなわけで鳩たちは大いに喜び、小生を仲間として遇してくれたのだった。


天沼公園の桜は、そんなに大した眺めではなかったが、鳩との思いがけない交流は、なかなか楽しかった。また、公園内には小さな子供が遊んでいたりして、のどかな雰囲気に浸ることができた。この動画は、公園内に遊ぶ小さな子供と、群れ遊ぶ鳩たちを撮ったものである。






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