WBC日本チーム優勝を素直に喜ぶ

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WBCにおける日本チームの優勝を素直に喜びたい。決勝戦の行われたこの日、小生は朝七時前に起きて、荊婦の出勤を見送り、洗面、朝食を済ませたあとテレビの画面に向かった。八時過ぎに始まった試合は、最終回まで緊迫した展開で、じつに見ごたえのあるものだった。決勝戦の相手アメリカチームは、今年は大リーグの実力プレーヤーを擁し、史上最強のチームといってよかった、そのアメリカチームと日本チームは互角に戦ったうえ、ついには優勝したのだ。その瞬間、小生は思わず鬨の声を上げたのだった。

試合は初回がゼロゼロで、投手戦を予感させたのだったが、事実そうなった。日本は三対二というきわどいところで勝ったのだ。まず、アメリカチームが、二回表にターナーのホームランで先行した。だが日本チームはその回の裏に、村上のホームランで同点においつき、さらに適時打で一点を加え、追い越した。四回には岡本のホームランで二点差とし、その後は投手リレーで逃げ切りを図った。八回には、ダルビッシュがシュワバーにホームランを打たれたものの、一点差リードを守り、最終回にはリリーフの大谷が好投してアメリカ打線を抑え、ついに勝利することができた。

この試合は、アメリカが万全の態勢で臨んできただけに、それに勝利したことは、実に記念すべき快挙といえる。シリーズ全体を通じて、日本は健闘した。第一次リーグの四試合及び準決勝戦は、日本チームはすさまじい勢いで相手チームを圧倒した。準決勝ではメキシコチームに劇的な逆転ホームランで勝ち、そして決勝戦では、アメリカチーム相手に全体野球で勝利した。

個人プレーとしては、なんといっても大谷が二刀流をこなし、しかも最終戦では息詰まる投手戦の締めくくり役としての任務を果たした。また、打撃のかなめ村上は、一次リーグでぱっとせず、周りをやきもきさせたが、決勝トーナメントでは実力を発揮し、かれが働いたことで日本チームは優勝に向けて進むことができた。やはり働くべき人が働くと、良い結果が生まれるものだ。

ともあれ、この試合は、久しぶりに胸のすくような思いをさせてくれた。日本チームの健闘ぶりを心から喜びたい。





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