是枝裕和の監督デビュー作が輪島復興支援

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是枝裕和の監督デビュー作「幻の光」の上映会が8月から催されるそうだ。上映会を企画したのは映画のプロデューサーをつとめた合津直枝さん。合津さんは上映会の収益をすべて、輪島市の復興のために寄付するそうだ。合津さんがそんな決断をしたのは、この映画の制作にあたって、撮影の舞台となった輪島の人々に非常に世話になったからだという。当時、監督の是枝も、主演の江角マキコも無名だった。そんな彼らを輪島の人々が応援してくれた。その恩義を、今回輪島の人々にお返ししたいということらしい。

この映画は小生も見た。その時は、映画の舞台がどこなのかよくわからなかった。映画では、金沢付近の漁村ということになっているが、それがどこか特定できなかった。実は、輪島の市街地から車で20分ほどの、鵜入という集落だそうだ。そこを舞台にして、一人の女性の生き方を描いていた。その女性は、死んだ夫への愛着から、なかなか新しい生活に踏み出せないでいたが、生活のためにと割り切って再婚し、その再婚した男性と新しい生活を築いていく気になる、その心の過程を描いていた。

その女性の生き方と、輪島の人々の暮らしが、どこかで結びつくような気もする。女性は過去にこだわりながらも、未来に向けて新しい生活を切り開いていこうと決意する、輪島の多くの人々も、過去にこだわりながらも、震災で一度は壊れた生活を立て直し、新しい未来を切り開きたいと考えていることと思う。

なかなかいい映画だと思うので、ぜひご覧いただきたいと思う。いい映画を見ながら、輪島の人々の復興の一助になることができる。





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