東京の緑の破壊者は見逃されるのか 都知事選の行方

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今回の都知事選の最大の争点は、神宮外苑の樹木の伐採など東京の緑の破壊だと思う。緑の破壊を許すのか、それとも許さずに守りとおすのか、東京都の有権者は重大な選択に直面している。現職の某都知事は神宮再開発の推進に前のめりであり、彼女の三選を許せば、東京の緑の破壊が進むのは間違いない。その現職は、事業者に緑の保存方法を考えるよう発破をかけているふりをしているが、それは批判をかわすための便法で、かりに事業者がなんらかの保存方法を示したとしても、現存の貴重な緑の大部分が破壊されることは目に見えている。そればかりではない、あの四列の美しい銀杏並木も、長期的には枯死する可能性が高い。

ところが、この問題が選挙戦の争点になっているようには見えない。現職の都知事は、まともな選挙運動を行わず、有権者の疑問に積極的に答えようとする姿勢を見せていない。他の候補者も、この問題を全面的に争点化する姿勢に欠ける。このままだと、神宮外苑の樹木伐採問題は脇へ追いやられそうである。

かりに現職が三選を果たした場合には、彼女の推進する東京の緑の破壊にお墨付きが与えられたということになりかねない。実際、伐採は都知事選以前に行われるはずだったものが、この問題が現職に与える打撃を考慮して、都知事選以降に延期したという経緯がある。都知事選の結果を見て、現職が三選されたら正々堂々と伐採しようと考えているのはミエミエである。

東京の有権者は、自分たちの投票行動が東京の緑の破壊者の進退を決めるのだということを、もっと強く認識すべきである。






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