立憲民主党の代表選に野田佳彦元代表が立候補すると聞き、小生は「うそつきに二度チャンスはない」という小文をブログで公開した。小生が野田をうそつきと呼ぶ理由は、当該ブログ記事にあたってもらいたい。野田が権力を失ったとき、多くの日本人はウソをついた報いと思った。今日でも、多くの国民はそう思っているのではないか。ところが立憲民主党のなかでは、そう思わない人が多いようだ。立憲民主党は野田を復権させることで、再び権力をとりに行くと意思表示したように解釈する向きもあるが、そう簡単に運ぶのか。
野田は、中道保守を標榜し、自民党の支持基盤に食い込むと公言している。要するに第二の自民党になりたいと言っているわけだ。これは長い間リベラルを標榜してきた政党の流れとは絶縁することを意味するのだろう。だから名称も立憲自民党と言うのがふさわしい。
今の立憲民主党は、そもそも旧民進党の分裂・消滅にともない、リベラルの結集を呼びかけた枝野幸男が立ち上げたものだ。源流はリベラルである。それを否定して第二自民党になりたいと言うわけだ。枝野にしてみれば、自分が立ち上げたリベラルな政党を、いつの間にか自民党まがいの連中に乗っ取られたということだろう。
おそらくこのままではすむまい。国民が望んでいるのは第二自民党ではない。自民党に代わるような、真にフレッシュな政治勢力であろう。野田がこのまま代表を続ければ、遠からず破綻する。野田は、権力にこだわるあまり、政治理念には鈍感である。曖昧な政治理念では、一国をリードしてはいけない。
※ うそつきに二度チャンスはない https://blog2.hix05.com/2024/08/post-7967.html
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