日本史覚書

明治22年2月の明治憲法発布にあたり、日本各地で祝賀式が行われたが、その際に儀式を荘厳なものに盛り上げるセレモニーがいくつか導入された。日の丸の掲揚、君が代の斉唱、御真影への拝礼、そして万歳である。(牧原憲夫「民権と憲法」)

明治天皇:牧原憲夫「民権と憲法」

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牧原憲夫「民権と憲法」(岩波書店)は、明治維新後に近代日本の骨格が形成されていく過程で、明治天皇が重要な役割を果たしたと評価している。明治天皇は薩長が自分たちの旗印として、あるいは権力の源泉として利用したという側面が強いが、薩長藩閥勢力のたんなる傀儡ではなかった。時に自分の意思を明確に表示し、国の方向に強い影響を及ぼすこともあった、と見ているわけである。

牧原憲夫「民権と憲法」

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本書(牧原憲夫「民権と憲法」岩波新書)がカバーしているのは、西南戦争の終了から明治憲法下で日本的立憲体制が確立されるまでの期間である。明治維新を演じた主役たちが退場して、その後に残された脇役たちを中心に、いかにして日本という国家の形を作り上げていくか、その歴史的な課題を巡って、様々な勢力がせめぎ合い、その中から日本的な立憲体制が確立されていく過程をフォローしているわけである。

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