続 壺 齋 閑 話
壺齋閑話の続編です 初編壺齋閑話は
こちら
から閲覧できます
ホーム
|
アーカイブ
|
プロフィール
|
メール
|
facebook
|
twitter
ブレイクの挿絵
ダンテに七つのP字を記す天使:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年10月22日 18:11
)
|
コメント(0)
ダンテとヴィルジリオを迎えた天使は、ダンテの額に剣をあて、Pの文字を七つ記す。その後、金銀二つの鍵を使って煉獄の門を開け、彼ら二人を導き入れるのである。
続きを読む
煉獄の門を守る天使に近づくダンテとヴィルジリオ:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年10月18日 18:06
)
|
コメント(1)
ダンテとヴィルジリオは煉獄の門に向かって進む。門の前には三段の階段があり、その上に天使が坐している。天使はダンテらを誰何し、彼らが天の淑女(ベアトリーチェ)の計らいによってここまで来たことを知るや、煉獄の門に導くべく、彼らを進ましむ。
続きを読む
眠れるダンテを運ぶルチーア:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年10月15日 18:01
)
|
コメント(0)
眠るダンテは、一羽の鷲が富んできて、彼をかかえて大空を飛ぶ夢を見る。目覚めると脇にはヴィルジリオがいて、ダンテが寝ていた時におきたことを語る。聖ルチーアが眠れるダンテを抱き、煉獄の入り口まで運んでくれたというのだ。
続きを読む
王や天使のいる山ふところ:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年10月11日 18:05
)
|
コメント(0)
煉獄山の麓を行くダンテとヴィルジリオの前に一人の亡霊が現れる。ヴィルジリオの故郷マントゥアの人ソルデッロの霊であった。ソルデッロはヴィルジリオと出会ったことを大いに喜び、彼ら二人を案内することを引き受ける。だが、煉獄山では夜歩くことはかなわぬ故といって、さる山ふところの緑地に二人を連れてゆく。そこで二人は、身分の高い人々の亡霊たちが集まっているのを見た。
続きを読む
臨終に際してからくも悔恨したものたち:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年10月 8日 18:19
)
|
コメント(0)
ダンテとヴィルジリオが煉獄山の台地を上ってゆくと、大勢の亡霊と出会う。彼らは、臨終に際してからくも悔悛した者たちの霊なのであった。彼らは、ダンテが亡霊とは違って、生きた人間であることを知ると、是非とも自分たちの願いをかなえたいと迫ってきた。その願いとは、生きて再び地上に戻ったなら、自分の愛する者たちを訪ねて、自分のために祈って欲しいというものだった。
続きを読む
煉獄山の台地:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年10月 4日 18:07
)
|
コメント(0)
前図に引き続き、煉獄山の台地を描く。左手に小さく見えるのがダンテとヴィルジリオ。第四曲の様子を描いたものと言える。
続きを読む
煉獄の山に登るダンテとヴィルジリオ:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年10月 1日 18:08
)
|
コメント(0)
煉獄山の麓にいるダンテとヴィルジリオは、いよいよ山を登ることとなる。山は大きく二つの部分からなり、上層は七つの大罪に応じた罪人が悔い改めるために配置されている。その下の部分は、上層への取りつきとなっているが、これは二つの台地の層からなっている。この台地の層を上りつめると、ペテロの門があって、これをダンテらは潜って煉獄山の本体へとアクセスする。
続きを読む
船で亡霊を煉獄に届ける天使:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年9月27日 18:23
)
|
コメント(0)
ダンテとヴィルジリオが汀に佇んでいると、西の水平線の彼方から何かが勢いよく近づいてくる。よく見るとそれは、地上の死者たちの霊を煉獄へ運ぶための船だった。その船は天使が操縦しているが、彼は櫂で船を漕ぐのではなく、自分の羽をはばたかせて船を進めるのだった。それ故、船はすさまじい速さで進むわけなのである。
続きを読む
イグサをダンテの腰にまくヴィルジリオ:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年9月24日 18:13
)
|
コメント(0)
ヴィルジリオは小カトーの指示に従い、煉獄山の麓の海辺へとダンテを誘い、そこでダンテの顔を水で浄めさせた後、イグサの茎を抜いてダンテの腰に巻きつける。この時、二人は地獄を出て以来初めて太陽の上るところを見る。
続きを読む
ダンテとヴィルジリオとカトー:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年9月20日 18:11
)
|
コメント(0)
ダンテとヴィルジリオは、地獄を潜り抜けた後に、地球の反対側に出た。そこには煉獄の山が聳えていて、それを上ると天国に通じると言われている。二人は、この煉獄の山を上り、ついには天国へ到るべく、新たな旅を始めるのである。
続きを読む
ルチフェル:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年9月17日 18:08
)
|
コメント(0)
ダンテとヴィルジリオはついに地獄の最低部に下りてくる。そこは氷に封じ込められた空間で、夥しい亡霊たちがさまざまな格好のままで氷漬けにされている。その真ん中に一人の巨人が立って、亡霊たちを見張ったり、あるいは悪霊を口に咥えて責苦を与えている。その巨人こそは、あらゆる悪魔を従える大王ルチフェルだ。
続きを読む
牢獄の中のウゴリーノと息子たち:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年9月13日 18:14
)
|
コメント(0)
ウゴリーノはダンテらに向かって、自分が投獄中にどんなにつらい目にあったか、夢の内容に事寄せて語る。その夢のなかでのウゴリーノは、四人の子どもたちとともに飢えており、子どもたちから自分らの肉を食うようにと勧められていた。躊躇しているうちに、こどもらは一人ずつ死んでゆき、そのたびにウゴリーノは身を裂かれるような辛い思いをする。
続きを読む
自分の死に様を語るウゴリーノ:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年9月10日 18:06
)
|
コメント(0)
もつれあいながらも、他人の頭にかじりついていた男がダンテに気づいて声をかけ自分の名を名乗る。彼はピサの執政官を勤めていたが、「ピサを敵に売り渡した罪」で投獄され、獄死した。彼が死後地獄のもっとも深い部分に落されたのは、祖国への裏切りの罪によるものだったのだ。
続きを読む
ボッカの髪を引っ張るダンテ:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年9月 6日 18:04
)
|
コメント(0)
亡霊がダンテの問いかけに答えないので、ダンテは珍しく怒ってその亡霊の髪を引っ張った。それでも亡霊は自分の名を名乗らない。だが他の亡霊がそのものの名を告げた。その者こそは、ボッカといって、ダンテの故郷フィレンツェを裏切った男だった。
続きを読む
ボッカを攻撃するダンテ:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年9月 3日 18:07
)
|
コメント(0)
ダンテらが氷の海を進んで行くと、ダンテがある者の頭を蹴った。蹴られた者がダンテをののしると、ダンテはその者に名を名乗れという。しかしその者は断固として名乗らない。ダンテはめずらしくイライラする。
続きを読む
反逆者の圏のアルベルティ兄弟:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年8月30日 18:02
)
|
コメント(0)
ダンテとヴィルジリオは、アンテオの手に助けられて、ついに地獄の底の底である第九の圏に下りてきた。ここは全宇宙の底でもある。そこで彼らはまず、夥しい数の亡者が、氷の中に閉ざされて震えているのを見る。その中の二人に、ダンテは興味を抱く。すると傍らの別の亡者が、彼らの名を教えてくれた。彼らはマンゴーナ伯アルベルティの息子たちで、互いに血を流し合って争ったかどでここに落されてきたのだった。
続きを読む
ダンテらを地獄の底に下すアンテオ:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年8月27日 18:08
)
|
コメント(0)
ダンテらがさらに進んで行くと、これまでにみたどの巨人よりも巨大な者にあう。彼はほかの者たちとは異なり、戒めを受けてもおらず、また下半身を埋められてもいない。全身裸のままである。ギリシャ神話にでてくる勇者であり、ポセイドンとガイアの間に生まれた巨人だ。名をアンタイオス(アンテオ)という。
続きを読む
エピアルテスと二巨人:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年8月23日 18:10
)
|
コメント(0)
ダンテらが前に進んで行くと、ずぬけて猛々しい巨人が、鎖で戒められた姿のまま、上半身を現していた。ヴィルジリオが、彼の名はエピアルテスと言い、ゼウス{ジョーヴェ}に逆らった罪で戒められ、その後地獄に落されてきたと説明する。
続きを読む
巨人ニムロデ:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年8月20日 18:06
)
|
コメント(0)
井戸に突き刺さったものの中で特に目立つものがいた。創世記に出て来る巨人ニムロデ(ネムブロット)である。ニムロデは、人間界にわけのわからぬ言葉を持ち込み、それ以来人間は共通の言葉を失ったとされる。それ故、彼は罪深いとされるのだ。
続きを読む
太古の巨人たち:ブレイクの「神曲」への挿絵
続壺齋閑話
(
2016年8月16日 18:11
)
|
コメント(0)
ダンテとヴィルジリオが第九の嚢の底に近づくと、なにやら塔のようなものが見えた。しかしそれは塔ではなく、おぞましい物なのだとヴィルジリオが予告する。彼らがずっと底の方へと下ってゆくと、そこは井戸の底のようになっていて、そこには下半身を埋没され、上半身だけを出した巨人たちが、底に突き刺さるように立ち並んでいたのであった。
続きを読む
Previous
1
2
3
4
5
6
Next
« 61)英詩と英文学
|
メインページ
|
アーカイブ
|
65)詩人の魂 »
検索
姉妹サイト
更新履歴
壺齋閑話
東京を描く
日本語と日本文化
日本の美術
宮沢賢治の世界
村上春樹を読む
万葉集を読む
伊勢物語絵巻
知の快楽
漢詩と中国文化
陶淵明の世界
英詩と英文学
マザーグースの歌
シェイクスピア
ブレイク詩集
ビートルズの世界
フランス文学と詩の世界
フランス民謡の世界
詩集:緋色の愛
豊穣たる熟女たち
TOKYO TOWNSCAPES
WATERCOLOR-水彩画
壺齋散人の美術批評
壺齋散人の映画探検
ロシア情勢を読む
中国を語る
動物写真を楽しむ
地球と宇宙の科学
人間の科学
あひるの絵本
学海先生の明治維新
人気ブログランキングへ
このブログを購読
本日
昨日
カテゴリ
日本語を語る (26)
日本文化考 (329)
日本の美術 (1011)
古典を読む (334)
日本文学覚書 (377)
日本史覚書 (189)
漢詩と中国文化 (140)
英詩と英文学 (49)
ブレイクの挿絵 (102)
詩人の魂 (34)
世界の文学 (149)
読書の余韻 (336)
知の快楽 (649)
反哲学的エッセー (115)
美を読む (1304)
人間の科学 (21)
地球と宇宙の科学 (51)
世界情勢を読む (525)
経済学と世界経済 (77)
日本の政治と社会 (619)
旅とグルメ (296)
動物写真・生命賛歌 (74)
水彩画を楽しむ (54)
映画を語る (1568)
壺齋小説 (87)
日々雑感 (311)
最近のコメント
√6意味知ってると舌安泰:
続きを読む
操作(フラクタル)自然数 :
≪…円環的時間 直線
続きを読む
ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな:
≪…アプリオリな総合
続きを読む
[セフィーロート」マンダラ:
≪…金剛界曼荼羅図…
続きを読む
「セフィーロート」マンダラ:
≪…直線的な時間…≫
続きを読む
ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな:
≪…近親婚…≫の話は
続きを読む
存在量化創発摂動方程式:
≪…五蘊とは、色・受
続きを読む
ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな:
≪…性のみならず情を
続きを読む
レンマ学(メタ数学):
≪…カッバーラー…≫
続きを読む
ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな:
≪…数字の基本である
続きを読む
最近のブログ記事
栄光の天の女王:ブレイクの「神曲」への挿絵
光の川で水を飲む至高天のダンテ:ブレイクの「神曲」への挿絵
九天体を運行する神性のヴィジョン:ブレイクの「神曲」への挿絵
聖ペテロ、聖ヤコブ、聖ヨハネ及びダンテとベアトリーチェ:ブレイクの「神曲」への挿絵
聖ペテロ、聖ヤコブ及びダンテとベアトリーチェ:ブレイクの「神曲」への挿絵
ダンテらの前に現れた聖ペテロ:ブレイクの「神曲」への挿絵
恒星天双子宮のダンテとベアトリーチェ:ブレイクの「神曲」への挿絵
記録の天使:ブレイクの「神曲」への挿絵
キリストをたたえるダンテ:ブレイクの「神曲」への挿絵
煉獄の螺旋階段:ブレイクの「新曲」への挿絵
アーカイブ
月を選択...
2024年10月
2024年9月
2024年8月
2024年7月
2024年6月
2024年5月
2024年4月
2024年3月
2024年2月
2024年1月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年9月
2023年8月
2023年7月
2023年6月
2023年5月
2023年4月
2023年3月
2023年2月
2023年1月
2022年12月
2022年11月
2022年10月
2022年9月
2022年8月
2022年7月
2022年6月
2022年5月
2022年4月
2022年3月
2022年2月
2022年1月
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年9月
2021年8月
2021年7月
2021年6月
2021年5月
2021年4月
2021年3月
2021年2月
2021年1月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年9月
2020年8月
2020年7月
2020年6月
2020年5月
2020年4月
2020年3月
2020年2月
2020年1月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年9月
2019年8月
2019年7月
2019年6月
2019年5月
2019年4月
2019年3月
2019年2月
2019年1月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年9月
2018年8月
2018年7月
2018年6月
2018年5月
2018年4月
2018年3月
2018年2月
2018年1月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年9月
2017年8月
2017年7月
2017年6月
2017年5月
2017年4月
2017年3月
2017年2月
2017年1月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年9月
2016年8月
2016年7月
2016年6月
2016年5月
2016年4月
2016年3月
2016年2月
2016年1月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年9月
2015年8月
2015年7月
2015年6月
2015年5月
2015年4月
2015年3月
2015年2月
2015年1月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年9月
2014年8月
2014年7月
2014年6月
2014年5月
2014年4月
2014年3月
2014年2月
2014年1月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年9月
2013年8月
2013年7月
2013年6月
2013年5月
2013年4月
2013年3月
2013年2月
2013年1月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年9月
2012年8月
最近のコメント