日々雑感

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先日(五月五日)、筆者の家の近くにある長津川の水路でカルガモの親子を見かけたことを紹介したが、あれ以来筆者は毎日のように彼らを観察してきた。出会って以来たった十日しかたたないが、雛は大分成長したように見える。今日は彼らが草むらで休んでいるところを見て、カメラにその姿を収めた。ご覧のように、母親を囲んで八羽の雛たちが気持ちよさそうに日向ぼっこをしている。

先日、筆者の家の近くにある長津川調整池公園で一冬を過ごした鴨が、桜の花が散るのを見届けて、北の方へ去っていったことを紹介したが、今日(五月五日)、いつものようにその公園を散歩していたら、いきなり三羽の鴨がけたたましい声を上げながら、小生の目の前を飛んで横切った。三羽のうち一羽は、そのまま目先の溜池に下りて行ったが、残りの二羽は反対方向へ向きを変えて飛び去った。その姿を見た筆者は、飛び去った鴨の一部が舞い戻ったかと思って、それにしても変な話だと思いつつ、散歩を続けた。

先日、筆者の家の近所にある長津川調整池公園に桜が咲いた光景を紹介したが、その桜が昨日来の嵐ですっかり散り果てた。それと共に、昨日まで見られた鴨が一羽残らず見えなくなった。おそらく北の方へ去って行ったのだと思う。桜の花が散るのを見届けて。

アイロニー作家の筒井康隆が、ツイッター上で慰安婦像問題に触れてつぶやいた発言が、大変な騒ぎを引き起こしているそうだ。その発言とは、「長嶺大使がまた韓国へ行く。慰安婦像を容認したことになってしまった。あの少女は可愛いから、皆で前まで行って射精し、ザーメンまみれにして来よう」というものだ。これに対して、あらかたの韓国人が激しく反発したほか、日本人にも首をかしげるものが多いのだという。

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先日、筆者の住んでいる千葉県北西部では桜の開花が例年になく遅いと書いたが、ここ二・三日の暖かさで急速に開花が進み、場所によっては七分咲きの状態になってきた。そこで今日(四月六日)は、カメラを持って花見に出かけた次第だ。

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ここ数年、千葉県北西部にある筆者の家の周辺では、三月の末には開花がかなり進んでいた公園の桜が、今年はなかなか開かない。昨日・今日と暖かい日が続いたおかげで、つぼみが一気に膨らんで、なかには綻び始めたものもあるが、それも株によってで、全体がぱっと一斉に開いたというわけではない。上の写真は、開花の数が多い株を選んで写したものだが、それでもこの程度である。

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毎年、新年の御挨拶に際しては、その年の干支を下手な水彩画に描いてご紹介するのを例としていたが、今年は十二年前に描いた鶏の絵を以て代替したい。ということは、筆者が自分のサイトを開設して以来すでに十二年が経過したというわけだ。人間年をとると、時の立つのが早く感じられるというが、小生の場合にも、この絵を改めて眺めると、つい先日描いたように感じられる。それだけ過ごした年月が薄っぺらだったということだ。これを慨嘆すべきなのか、慶賀すべきなのか。

今年(2016年)の流行語大賞が「神ってる」に決まったと聞いて、筆者は「神がかってる」の間違いではないかと思った。元気な安倍政権の活躍ぶりに乗じて、日頃「神がかってる」連中が、今年は最大限の脚光を浴びているので、これが国民の注目を浴びても不思議ではないと思ったからだ。なにしろ一昔前までは箸にも棒にもひっかからなかった連中が、今では安倍政権のお墨付きをもらって、言いたい放題のことを言っている。その発言は、「神がかった」連中の「神がかった」色合いのもので、眉に唾しなければ聞けないものばかりだが、この国では政権のお墨付きがあれば、どんな発言でも権威を持つらしい。

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今年のMLBのワールド・シリーズは古豪同士の対決になった。1876年のナショナルリーグ創設メンバーであるシカゴ・カブスと1901年のアメリカンリーグ創設メンバーであるクリーブランド・インディアンズの対決だ。カブスは108年ぶりのワールド・チャンピオンを目指し、インディアンズは68年ぶりのワールド・チャンピオンをそれぞれ目指して戦ったが、勝ったのはシカゴ・カブスだった。それも一勝三敗の崖っぷちから巻き返した第七戦で、延長十回の死闘を制しての勝利だった。カブスのこの日を100年以上待ちわびたシカゴ市民は、さぞ狂喜したことだろう。

朝日の今日の「折々のことば」が長嶋茂雄の名言を紹介している。都はるみを招いたラヂオ番組の中で、引退する彼女に向かって長嶋が「人生山あり、海ありですよねえー」と言ったというのだ。長嶋としてはそれまでの彼女の波乱に富んだ人生をねぎらったつもりなのだろう。彼女もそんな長嶋の配慮に感じたか、唸るように共振した、と評者の鷲田は書いている。

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イラスト(JapanTimesから)は、ノーベル文学賞の受賞を伝えられたボブ・ディランをイメージしたもの。受賞の気持ちはどうだい、と聞かれて、「その答えは風に吹かれて・・・どうでもいいじゃんか」と言っているディランが、コミカルに描かれている。しかし実際にコミカルなのはディランではなく、ディランにノーベル賞を付与したアカデミー組織であるようだ。

朝日の今日(10月14日)付の朝刊に、瀬戸内寂聴尼が「バカは私」と題する一文を寄せている。先日、日本弁護士会が死刑廃止を訴える集会を催した際にメッセージを寄せた、そのなかで死刑制度を進める人々を「殺したがるバカ」と言ったつもりが、それが犯罪被害者の家族に向けた言葉と誤解されて大いに批判された。自分としてはそういったつもりは全くなかったのだが、「そんな誤解を招く言葉を94歳にもなった作家で出家者の身で、口にする大バカ者こそ、さっさと死ねばいいのである。耄碌のせいなどと私は逃げない。お心を傷つけた方々には、心底お詫びします」と恐縮されていた。

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この写真(Barbara Kinney--Hillary for America)は一見すると異様に見える。右端で手を振っているのは大統領候補のヒラリー・クリントン。どうやら彼女は遊説先で大勢の聴衆に語りかけているらしいが、すべての聴衆が彼女に背を向けている。事情が分からないと、聴衆がヒラリーを拒絶しているようにも見える。

黄金の便座

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写真(New Yorker から)は18金で作られた便座。人の意表を突く前衛的な作品で知られるマウリツィオ・カテラン(Maurizio Cattelan)が制作して、グッゲンハイム美術館のトイレに設置した。美術館に置かれているからと言って、実用とは無縁の飾り物ではない。実際の用途を前提にした立派な便器だ。

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先日湖南省の張家界の渓谷にできたガラス底の橋についてはこのブログでも紹介したところだが、中国人はこういうものを愛するらしく、すさまじい数の人が殺到、その重みで橋がおかしくなり、わずか一週間あまりで封鎖されてしまった。だが中国人はそんなことでめげる民族ではないらしく、今度は世界一高い橋を開通させるそうだ。その橋は貴州省の西部を流れる北盤江に架けられ、その名も北盤江橋というそうだ。

近年の筆者には野球の試合を見る習慣はなく、ましてや特定の野球チームのファンでもないのだが、昨夜(9月10日)はテレビの野球中継を見てしまった。広島カープ対読売ジャイアンツの試合で、カープはこの試合で勝てばリーグ優勝することになっていた。そして試合に勝って見事にリーグ優勝したのだった。実に25年ぶりの快挙だった。

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写真(APから)は、湖南省の張家界にある峡谷にかかる橋。全長420メートル、高さ300メートルというから、これだけでも筆者のような高所恐怖症気味の人間には渡るのが困難と思われるが、この橋にはそれに加えて恐ろしい仕掛けがある。床の大部分がガラス張りになっていて、谷底が丸見えなのである。だからこの橋を渡っていると、あかたも空中を歩いているような醍醐味が味わえるに違いない。空中遊泳の趣味を持った人には、こたえられないだろう。

身体の尊厳

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移植医療の進化がついに頭部の移植にまでたどり着きそうだという記事を書いてこのブログに載せたところ、早速読者から反応があった。その読者は、かりにロシア人(の頭)と中国人(のボディ)が合体した場合、「ロシア人の脳味噌で中国人の身体は、脳味噌の指示通りに動きますかね?」というコメントを寄せてきたのだが、これを読んだ筆者は、先日読んだ内田樹のある文章を思い出した。内田は、身体というものは、脳の自由になるようなただの物質ではなく、それ自体の自主性のようなものがあるのだと言って、それを「身体の尊厳」と呼んでいた。

ネットで注文していたミズノのランニングシューズが届いたので、早速履いて近所の公園を散歩してみた。ところがどうも足に馴染まない感じがある。密着しすぎていて圧迫感を感じるのだ。いままではミズノ以外のブランドを履いていて、サイズに違和感を感じたことは無かったのに、これはどうしたことか。実は先日村上春樹のエッセーを読んでいて、シドニーで買い求めたミズノのランニングシューズが実に快適で、さすがは日本のメーカーだ、日本人が履きやすいように念を入れて作ってある、と褒めていたのを読んだのがきっかけで、サイズを実地で確認することもなく、衝動的に、ネットで注文してしまったのだったが、どうも思慮が足りなかったようだ。

たとえ親と雖も、自分の菜食主義を子どもに強要してはならない。子どもに菜食主義を強要し、その結果子どもを深刻な栄養失調に至らせた場合には、最大七年の禁固刑に処す、こんな内容の法案がイタリア議会に提出され、目下それを巡って熱い議論が展開されているそうだ。

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