日々雑感

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東京では例年より早く3月22日に桜が満開になったそうだが、小生が暮らしている千葉県の船橋でも、やはり例年より早く21日に開花し、今日(3月26日)あたりにほぼ満開になった。そこで小生は、カメラを提げて近くの公園まで見に出かけた次第。

政府の新型コロナ専門家会議が、国内での感染状況について、「引き続き、持ちこたえているが、一部の地域で感染拡大がみられる」と指摘する一方で、「どこかの地域を発端として、爆発的な感染拡大を伴う大規模流行につながりかねない」と警鐘を鳴らした。これをどう受け取るかで、意見が分かれているようである。ある人々は、コロナの国内での感染は基本的には制御されたと受け取っているし、別の人びとは第二次ピークの可能性が極めて強いと受け取っている。

世界を騒がせているコロナウィルスは、米中の対立をも激化させている。トランプがこれをチャイナウィルスと言って、中国の責任を強調すれば、中国は中国で、米軍が持ち込んだ陰謀の疑いがあると反撃する。その様子は第三者の目には異様に映る。コロナを政争の手段にするのは許されない。

日本の製薬会社が開発したインフルエンザ治療薬アビガン(一般名ファビビラビル)がコロナウィルスによる新型肺炎の治療に有効であると、中国当局が発表したそうだ。それによれば、検査後陽性から陰性になるまでの日数が非投与の11日に対して4日、また肺炎症状の改善率は非投与の62パーセントに対して91パーセントだったという。しかも顕著な副作用は伴わないそうだ。

パンデミック認定されたコロナウィルスが世界経済を直撃している。その影響は当面収まりそうもない。当初は春ごろには収まるだろうと言われていたが、それはパンデミックにならないことが前提の推測であって、パンデミックが宣言された現在では、ウィルス騒ぎがピークに達するのは七月ごろ、遅ければ秋ごろまで長引く可能性もあると推測されている。そのため、世界経済は深刻な状態を呈し始めた。

アメリカでは目下インフルエンザが猛威を振るっている。すでに2600万人が感染し、1万4000人以上の死者が出ているという。中国のコロナ・ヴィルスが大騒ぎを引き起こしているところだが、災厄の規模という点では、こちらのほうが桁違いに大きい。

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今年は小生にとって六度目の年男だ。十二支を以て暦を一巡する慣習は中国に始まって東アジア諸国に広まったものらしい。その十二支に十二禽を配して子年を鼠年などという。小生はその鼠年に生まれたわけだ。生まれて以来暦が六巡して、今年はめでたく七十二歳になる。この年になると、年を重ねることをめでたく感ずるようになるのは、命のせいだろう。

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この写真は、英紙ガーディアンに載っていたもの。ショッキングな映像が印象的だったので、引用した次第。全裸の男女が重なりあうようにして横たわっている。この人たちはこれを通じて、皮を剥がれた動物をイメージしてもらいたいのだそうだ。そう言われれば、人間の裸体に血のこびりついた様子が、皮を剥がれた動物、たとえば鶏やウサギを連想させる。

陰核(クリトリス)は、専ら女性の性的快楽に関わるものだと考えられて来たが、実はそれだけではなく、生殖にも深いかかわりがあるということがわかってきた。イギリスの研究者ロイ・レヴィン氏が、最近医学雑誌 Clinical Anatomyに起稿した小論のなかで、そのメカニズムについて報告している。

今年のMLBワールド・シリーズは異例なことが重なった。優勝したワシントン・ナショナルズは、前身のモントリオール・エズクポズ時代を含めて、球団創設以来50年ぶりのシリーズ出場で、しかも一発で優勝した。エクズポズがナショナルズに変る際には、球団の経営を引き受ける者がいなくて、大リーグ機構が直接経営したということもあり、長い間低迷していたのが、その後経営主体が現れてからは、徐々に他の球団並みになっていき、ついにワールド・シリーズ優勝にこぎつけたというわけだ。

小生が吉永小百合の映像を始めてみたのは中学生の時のこと。映画館に足を運んで「キューポラのある町」という映画に出ている彼女を見たのだったが、その時の彼女の演技というか、彼女の表情に、釘付けにされたことを覚えている。この映画の中の彼女は、まるで観音様のように慈悲深く見えたものだ。小生は、子供心に吉永小百合が好きになり、以来半世紀にわたって彼女のファンであり続けた。その吉永小百合に密着取材した番組をNHKが放送するとあって、小生は夕食をそそくさとすませて、テレビ画面に見入った次第だった。

美空ひばりが死んで30年になるそうだ。そのひばりを小生はこよなく愛しているが、それは母親の影響だった。小生の母親はひばりの大ファンで、食事の時間も惜しんでひばりの歌を聞いていたものだった。ひばりの歌を聞くときの母親の顔は仕合せそのものだった。その母親の顔を見るのが好きで小生は、ひばりのことも好きになったというわけである。そのひばりを、AIの技術を使って今に蘇らせようというプロジェクトが進んでいて、その成果をNHKが披露するというので、小生は胸を高らせながらテレビ画面に見入ったのだった。

旧友松子が死んで一年が経った。そこで残されたものとしては一周忌の墓参りをしたいと思い、山子が代表をつとめて、未亡人に墓の所在等をたしかめたところ、不案内なものにはなかなか行き当らないでしょうといって、一緒に行ってくれることになった。そんなわけで、彼岸の前日の日曜日に、桜木町の駅で待ち合わせをした(山子夫妻、落子、小生そして未亡人)。墓地は根岸霊園といって、本牧方面にあるのだが、交通の便が悪く、桜木町からバスでアクセスするのがよいというのだ。

今日7月27日は土用の丑の日だ。夏の土用の丑にあたる日は、昔からウナギが出て来るのが日本の食卓のならいだったが、この日の我が家の食卓にもうなぎの蒲焼が出て来た。うなぎの蒲焼は小生の大好物なので、大いに楽しみながら食った次第。若い頃には、頻繁にうなぎを食ったものだが、最近は値が上がったこともあり、そう頻繁には食えなくなった。だから夏の土用の丑の日くらい、腹いっぱい食いたいものだと思う。

野党的気性

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先日トーマス・マンのゲーテ論を読んでいたら興味深いくだりがあった。ゲーテは野党の立場には決して立たなかったし、野党に理解を示したこともなかった、というのだ。ここで野党と言われているものは、意識的に主流派に対立するのを好む連中を言う。ゲーテはそういう連中を軽蔑して、自分はつねに主流派に与したいと考えた。それはゲーテのエリート意識から来ている、社会のエリートに属する者は、常に支配的な立場に立つものだし、また自分が恩恵を受けていると感じる体制の現状を肯定するものだ。支配層はいつでも保守的だった、そうマンは言うのである。

中央公論2019年7月号に、今年87歳になる五木寛之と83歳になる横尾忠則の対談が載っていた。「生涯現役をめざして」というタイトルのとおり、死ぬまで元気に生きようという決意を互いに述べ合ったものだが、その秘訣、つまり死ぬまで元気でいる秘訣は、上手にボケることだそうだ。小生も含めて大部分の人間は、それも高齢者といわれる身分の人間は、自分だけはボケたくないと思っているだろうから、これは蒙を啓かれるような言葉だ。上手にボケたほうが、ボケないで頑張っているより、なにかと便利だと言われれば、あるいはそうかもしれないと思ったりする。


このビデオは、昨日(5月18日)に小生の家の付近の水路で撮影したカルガモの親子の雄姿。このヒナたちは5月の2日に生まれたので、まだ二週間ちょっとしかたっていないが、御覧のような結構成長している。よく見ると八羽いるのがわかる。生まれた5月18日には九羽いたので、一羽欠けたわけだ。どういう理由で欠けたのかはわからない。昨年までは、ここで生まれたカルガモのヒナは、一羽残らず無事成長していたので、とても残念なことだ。
昨日に続き今日も長津川へカルガモを見に行った。例のところに直行し、カルガモたちがいるかどうか水面をのぞいてみた。すると二組とも見えない。どこへいったかと思ってあたりを見回すと、大人のカルガモが五羽、一列になって泳いでいるのが見えた。これらのカルガモたちは、どういうつもりでこんなところを泳いでいるのだろうか、と不思議になる。昨年以前にここで生まれたヒナたちの一部なのだろうか。雌雄の区別はつかない。二組のカルガモたちの、母親の同胞かもしれない。その可能性は高い。姉妹が子を産んだのを、同胞として祝福しているのか。それにしてはその同胞たちと彼女らの子供たちの姿が見えない。

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一昨年から二年続けて、この季節の長津川でカルガモの親子を見かけた小生は、今年も見られることを期待して数日前から注目していたのだったが、一昨日に新しい親子を見かけてほっとした次第だった。そこで今日は天気もいいことだし、カメラを持って現場に出かけた。小さな水路が長津川の本流に合流するあたりだ。ここは水が浅いために、生まれたてのヒナにも安全な場所を提供してくれるとあって、毎年母カモがコガモを伴なって、我々人間にお目見えする場所になっている。

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ここしばらく陽気の進み具合が足踏みしていて、折角開き始めた桜がなかなか咲き広がらなかったが、今日は朝から気温があがり、すっかり春めいた陽気になたので、さぞ桜の開花も進んだろうと思って、付近の公園に出かけてみた。すし屋で寿司を握ってもらい、コンビニで缶ビールを買って、いそいそと出かけた次第だ。

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