週間ゴング、1994年の48冊です。 本来は495号〜544号の全50冊でありましたが、残念ながら526号と531号の2冊が散逸しております。 雑誌ですので経年感は見られるかもしれませんが、全体的にキレイに保存されております。 ポスターなどの付録も取り外しておりません。 来日外人選手の紹介や試合の詳報がメインの月刊誌の頃と比べ、事件の裏側のスクープや選手の心情を引き出すインタビュー記事が多くなりいかにも「週刊誌」であります。今あらためて読むと「あれはやはりアングルであったか」とか「あれは選手同士の突発的なぶつかり合いだったのか」などと、あの頃の真相が今さらながらわかって面白い。これだけの情報量があれば、卒業論文も書けそうです。 1994年は、 川田がとうとう三冠王者となって三沢や小橋と時にはコンビとして、時には対戦相手として激闘を演じた年。真正面から攻め、受けるそのファイトぶりは完全に全日の中心選手であった。また、大仁田は団体を越えて次々に大物に挑戦、自分の身体をかえりみない過酷な戦いぶりは、敗退しても共感を得ていくのだった。大仁田だけではなく、この頃は団体の枠は薄れつつあり、互いの会場に乗り込み合うのは茶飯事のことだった。反対に、U系の団体は自らのスタイルを頑なに守ろうとするあまり、マッチメイクも時に行き詰まりを生じさせた。そのせいだったろうか、UWFインターは執拗にグレイシーを追い詰めようとし、年も暮れようとする頃に悲劇に見舞われた。こんな事件はプロレスファンの本当に求めていたことではなかった。 #プロレス #アントニオ猪木 #ジャイアント馬場 #前田日明 #藤波辰巳 #長州力 #天龍源一郎 #スタンハンセン #ハルクホーガン #プロレス #新日本プロレス #全日本プロレス #UWF #維新軍 #SWS #WWF #UWFインター #藤原組 #リングス #グレイシー #パンクラス #週刊ゴング #ゴング
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