安倍総理を雀の電脳水準といって罵倒する北朝鮮

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北朝鮮外務省の日本担当副局長なる人物が、日本の安倍総理に言及して、雀の電脳水準以下だと罵倒したそうだ。これは朝鮮中央通信を通じて発表した談話のなかで出てきた言葉で、安倍総理が北朝鮮の発射した超大型放射砲を弾道ミサイルと取り違えたことを馬鹿にしたもの。この人物はご丁寧にも、北朝鮮は近いうちに本物の弾道ミサイルを発射するつもりだから、弾道ミサイルがどういうものか、よく見ろとも言ったそうだ。また、「安倍は本当にどれ一つ不足がない完ぺきな馬鹿であり、二つとない希代の政治小人だ」とも言ったそうだ。

いくら北朝鮮が世界の孤児として、日本との付き合いがないとはいえ、一国、それも隣国の総理大臣をさして、政府の高官たる者がかかる侮辱発言をするのは、異常の極みといわねばなるまい。宣戦布告に等しい暴力的な言動だ。安倍総理は目下、条件をつけずに北朝鮮と話し合いをしたいと言っているが、それに対する北朝鮮側の拒絶の意思という意味合いもあるらしい。

北朝鮮の金正恩は目下、トランプ相手に瀬戸際外交をやっているが、はかばかしい成果が上がらないと見て、焦っているようだ。そのあせりがトランプの「盟友」安倍総理に向けられたのだろう。いまのところ、侮辱されたかたちの安倍総理は、ことを荒立てることはしないで、引き続き様子を見ているようだ。

トランプとの間で、相当のディールが成立しなければ、北朝鮮はしびれを切らして次の手に出るだろうICBMの発射に踏み切るかもしれない。ICBMはトランプがもっとも嫌っているものなので、そんなことをしたらいきり立ってなにをするかわからない。もっとも日本としては、そのほうがトランプが北朝鮮政策をまともに考えるきっかけになるとして、喜ぶべく筋合いなのかもしれない。

それにしても、雀の電脳水準とはよく言ったものだ。電脳とはコンピュータのことだろう。それがなぜ雀と結びつくのか、北朝鮮というのは、ユニークな発想をする人がいる国のようだ。日本人なら鼠の脳みそとか低能とかいうところだ。





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