トランプとプーチン

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写真(EPAから)は、リトゥアニアの街角に描かれていた落書きだ。アメリカの大統領候補ドナルド・トランプとロシアの大統領プーチンが抱き合ってキスしている。二人の表情からは愛の恍惚が感じられる。この二人は、この絵から見る限り、相思相愛の間柄に見える。

仏法僧(二):雨月物語

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 御廟のうしろの林にと覺えて、仏法々々となく鳥の音山彦にこたへてちかく聞ゆ。夢然目さむる心ちして、あなめづらし、あの啼く鳥こそ仏法僧といふならめ。かねて此山に栖みつるとは聞しかど、まさに其の音を聞きしといふ人もなきに、こよひのやどりまことに滅罪生善の祥なるや。かの鳥は清淨の地をえらみてすめるよしなり。上野の國迦葉山、下野の國二荒山、山城の醍醐の峯、河内の杵長山。就中此の山にすむ事、大師の詩偈ありて世の人よくしれり
  寒林獨坐草堂曉  
  三寶之聲聞一鳥  
  一鳥有聲人有心  
  性心雲水倶了々  
又ふるき歌に
  松の尾の峯静かなる曙にあふざて聞けば佛法僧啼く

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マキノ雅弘は、日本映画の父ともいわれる牧野省三の長男として、子供の頃から映画作りの現場を見てきた。父親の映画に子役として登場したこともある。だから、彼が映画作家になったのは、いわば家業を引き継ぐようなものであった。彼にとっての映画とは、芸術というよりも客商売のエンタテイメントであり、その使命はあくまでも観客を楽しませることにあると考えていた。彼の映画づくりが職人技に喩えられるのには、そんな背景がある。

ドナルド・トランプの等身大ヌード像

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これは、ニューヨークのユニオン・スクエア・パークに突然出現したドナルド・トランプの等身大ヌード像。設置したのはINDECLINEというアナーキスト団体で、ニューヨークのほかサンフランシスコ、ロサンゼルス、クリーブランド、シアトルの目抜き通りにも設置したそうだ。突然の怪物の出現に、通りがかった人々は大騒ぎ。ブロンドの毛が生えたトランプの股倉を指さして、オオマイゴッドと叫んだり、この像と一緒に記念撮影した人もいた。

蘭亭修禊図屏風:池大雅の世界

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「蘭亭修禊図屏風」は、書聖といわれた王羲之が催した有名な詩宴「蘭亭修禊」をイメージ化したものである。王羲之自身はこの詩宴の様子を「蘭亭序」という文にあらわし、またそれを書とした。大雅は、その「蘭亭序」に書かれた内容をもとに、この作品を描いたわけである。画面左上に、その文章を写している。

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ダンテらが前に進んで行くと、ずぬけて猛々しい巨人が、鎖で戒められた姿のまま、上半身を現していた。ヴィルジリオが、彼の名はエピアルテスと言い、ゼウス{ジョーヴェ}に逆らった罪で戒められ、その後地獄に落されてきたと説明する。

アメリカにおける原住民(インディアン)の虐殺を追跡したベンジャミン・マッドリー(Benjamin Madley)の著作「アメリカン・ジェノサイド(An American Genocide)」が、驚きを以て受け止められている。この本は、1846年のカリフォルニアのアメリカへの編入から1873年までの二十数年の間に、カリフォルニアで起きたインディアン虐殺の実態についての記録である。この期間にカリフォルニア内のインディアンの数は15万人から3万人にまで劇的に減った。そのほとんどは、白人によって虐殺された。虐殺した者は、自警団から州兵、そして連邦政府軍にまでわたる広範なタイプの人々だったが、中心になったのは自警団と州兵だったようだ。

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「水差しを持つ女」は、構図的には「牛乳を注ぐ女」とよく似ている。女性の単身像であること、どちらも窓辺で家事にいそしんでいる女性の姿を捉えているところに共通点がある。相違と言えば、「牛乳を注ぐ女」が、自分の仕事に没頭しているのに対して、こちらの絵の中の女性は、水差しを持ったまま顔を窓のほうへ向け、仕事とは関係のない別のものに関心を取られているところだ。

村上春樹「辺境・近境」

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「辺境・近境」は、村上春樹が1990年代に書いた紀行文を一冊にしたものだ。七編の旅行記からなる。国内のものが三本、国外のものが四本だ。国内編は、1990年の夏に行った瀬戸内海の無人島滞在の記録以下、三日かけて讃岐のうどんを食い歩いた記録、そして1995年の大地震から二年後に自分の故郷である神戸の町を歩いた記録からなる。国外編は、1991年の秋に書いたイースト・ハンプトンの印象記を手始めに、メキシコ大旅行、ノモンハンの鉄の墓場、そしてアメリカ横断の記録からなる。それぞれ味わいのある紀行文だが、もっとも迫力があるのはメキシコ大旅行の記録と、ノモンハンの鉄の墓場の記録だ。

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麻薬犯罪者の殲滅を訴えて比大統領に選ばれたドゥテルテ(写真はAP)。五月九日に就任して以来わずか三か月の間に、殺害した麻薬犯罪者の数は600人とも1000人ともいわれる。それらのほとんどは、裁判手続きなしに、問答無用で撃ち殺した。こうした手法を国際世論は、尋問してから撃つのではなく、撃ったあとで尋問するものだと言って批判している。撃ったあとでは大体犯人は死んでしまうわけだから、尋問も糞もないのであるが。

仏法僧(一):雨月物語

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 うらやすの國ひさしく、民作業をたのしむあまりに、春は花の下に息らひ、秋は錦の林を尋ね、しらぬ火の筑紫路もしらではと械まくらする人の、冨士筑波の嶺々を心にしむるぞそゞろなるかな。

御誂次郎吉格子:伊藤大輔の鼠小僧もの

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伊藤大輔は、日本映画の黎明期をリードした映画作家の一人で、特に時代劇を得意とした。第二新国劇の無名の俳優だった大河内伝次郎とコンビを組み、丹下左膳シリーズを始め多くの時代劇を作った。それまではただの活劇に過ぎなかった時代劇を、日本映画の一ジャンルとして確立するうえで、大きな業績を果たしたといえる。

絶滅の危機に瀕するオランウータン

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写真(National geographic)は、オランウータンの子どもたち。無邪気に戯れ合っている姿が、人間の子どもを思わせる。ボルネオで撮影されたものだが、こういう光景もやがて見られなくなるかもしれない。個体数の減少に歯止めがかからず、このままだと遠からず絶滅すると危惧されているからだ。

龍山勝会図屏風:池大雅の世界

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「龍山勝会図屏風」は「蘭亭修禊図屏風」とともに六曲一双をなす作品である。宝暦十三年(1763)大雅馬歯四十一の年の作であり、所謂大雅様式の完成を告げる記念碑的な作品とされる。

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井戸に突き刺さったものの中で特に目立つものがいた。創世記に出て来る巨人ニムロデ(ネムブロット)である。ニムロデは、人間界にわけのわからぬ言葉を持ち込み、それ以来人間は共通の言葉を失ったとされる。それ故、彼は罪深いとされるのだ。

福島凍土壁計画破綻への東電側の言い訳

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福島の汚染水対策として今年の春から実施されている凍土壁が、所期の目的を達成できていないことが、原子力規制委員会の発表から明らかになった。この計画は、原発の上流側に820メートルにわたる凍土壁を作ることで、原発地下への地下水の流入を阻止し、汚染水が海に垂れ流しにならないようにとの目的で作られたものだが、いまのところ、機能している凍土壁は99パーセントで、残りの部分は凍っておらず、原発地下への地下水の流入が続いているという。恐ろしいのは、この流入量が、凍土壁設置以前とほとんど変わっていないということだ。つまり、99パーセントは所期の思惑通り凍ったものの、全体としては、地下水の流入はほとんど阻止できていないということだ。

音楽の稽古:フェルメールの女性たち

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「音楽の稽古」は、「紳士と共にヴァージナルの前に立つ女」とも呼ばれる。一人の若い女がヴァージナルの前に立って、鍵盤を弾き、それを脇にいる紳士が見守っている。紳士は恐らく音楽の教師で、女は彼の指導を受けながら音楽の稽古をしている、というふうに解釈できる。

資本主義には終わりがある、という見方は、かつてはマルクス主義に特有のものだったが、今では普通のエコノミストでも言うようになった。中でも水野和夫は、「資本主義の終焉と歴史の危機」について、もっとも明快に主張している。彼はメガバンク系のチーフ・エコノミストをやったこともあり、資本主義には職業的な利害を感じていたはずなのに、その彼にして資本主義は終焉を迎えつつあると言うのだから、ことの深刻性を思わせるというものだろう。

瞼の母:稲垣浩の時代劇

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稲垣浩は、「無法松の一生」のイメージが強い。戦前には坂東妻三郎、戦後には三船敏郎を松五郎役にして、二度にわたって作ったし、戦後版はヴェネチア国際映画祭でグランプリを取った。だが稲垣は時代劇のほうが性にあっていたらしく、生涯に膨大な数の時代劇作品を作り続けた。「宮本武蔵」シリーズは特に有名だが、「瞼の母」は彼の初期の代表作である。

米共和党(GOP)は、ドナルド・トランプを大統領候補に選んだものの、ここにきて彼を大統領にしないことを目的に団結する動きが強まってきた。トランプの主張は、共和党が掲げる保守主義の理念からあまりにも逸脱しているばかりか、共和党のエスタブリッシュメントにとっては危険思想である、という認識が次第に強く共有されるようになったことが背景にある。

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