日々雑感

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近所の公園に植えられている緋寒桜が三日ほど前から満開になった。この桜は例年三月半ばごろに満開になるのだが、今年は二月のうちに満開になった。今年は二月になって暖かい日が続き、三日ほど前には五月半ばごろの陽気になったから、花芽が吃驚して咲きだしたのだった。

過日小川洋子女史の小説「博士の愛した数式」を読んで以来、小生も数字とりわけ整数の性質について考えるようになった。頭の体操になるし、なかなか楽しいものだ。そんななかであることに気づいた。3の倍数の下二桁の数字を相互に入れ替えても3の倍数である、ということだ。

国連が主導した核兵器禁止条約が2021年1月22日を以て発効した。米ソはじめすべての核保有国と唯一の被爆国である日本が参加していないので、その有効性を疑問視する見方もあるが、しかし全く無力というわけでもない。核兵器の非人道性が確認され、その使用はもとより、保有や開発まで禁止しているので、実際に核兵器を使用しようとする者には一定の抑止効果があるといえる。条約によって拘束されていなくとも、その行使が非人道的な行為として国際社会に糾弾されるからだ。誰も悪人呼ばわりされることを、ヒトラーやトランプのような者を別にすれば、好んでする者はいないだろう。

画家の安野光雅が94歳で死んだそうだ。小生は安野の大ファンで、画集はだいたい買い揃えてある。また毎年のカレンダーには、いわさきちひろのものと並んで、安野のシリーズものを壁にかけて楽しんでいる。

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舎弟信隆儀昨年夏に六十八歳を以て他界致しました
ついては、当ブログ恒例の年頭挨拶を今年は遠慮させていただきます
その代りと言っては何ですが、先日描いた自画像を披露します
家人に示したところ、よく描けていると言われましたので
小生の葬式の際にこれを遺影写真代わりに使用するよう申し付けたところです
表情がすまして見えますのは、祭壇に飾ることを念頭に置いたためです
皆様のご多幸をお祈り申し上げます

壺齋老人 拝
夢の中で犬になった。しかも牝犬である。なんで牝犬かというと、犬になった小生はオスの蛙を激しく恋したのである。オスの蛙に恋をした小生は、しかしうまく行動することができなかった。つまり恋人らしく振舞うことができないのだ。これはどうしたことかと不思議に思ったが、それは男である小生が牝犬になったことにうまく馴染めないからだろうと思った。そこで、同じく男である蛙に自己同一化しようと試みたが、どうもうまくゆかない。つまりオスの蛙にはなれないのだった。

昨日は、かかりつけ医師のいるクリニックで、市の定期健康診断を受けた。そのなかで身体検査というものがあって、身長や体重などフィジカルなデータを測られる。身長と体重および肥満度などを一度に計れる便利な機会に乘ったところ、体重は58キロになり、小生の生涯最重記録を更新した。一方身長のほうは、166.4センチで、これは若い頃より6ミリ縮んでいた。その理由を小生は、骨が委縮したせいだと常々考えていたのだったが、もしかしたらそうではなく、単に頭が禿げたせいではないかと思ったりした。頭が禿げたぶん、髪の毛の厚みが追加されなくなったために、6ミリ縮んだように見えるのではないか。

米紙TIMEが2020年の最も影響力ある100人の一人に伊藤詩織女史を選んだ。パイオニアの部で選ばれた彼女は、日本でいままで強姦されても泣き寝入りしていた女性たちとは違って、強姦されても黙っていないと声を上げ、心無い連中の誹謗中傷を乗り越えて、女性の権利擁護に尽くしたことが評価された。

いま話題の「ドコモ口座」による詐欺事件。これがネットの見出しに載った時、小生は「どこもろざ」と読んでしまい、どこかの劇場の名かと思ったりした。ところが同じような読み違えをしていた人が他にもいた。人気のあるニュース案内人ビート・たけしだ。たけしも当初、これを「どこもろざ」と読み、どこかの劇場の名かと思ったそうだ(TBSの「Nキャス」で披露)。

安倍晋三総理の突然の辞任はさまざまな反応を呼んでいるが、小生は、その潔さを評価している。死んでも権力の座にしがみつきたがる世界中の権力者と異なり、安倍総理は、自分の職務遂行能力に自信がもてなくなるや、いさぎよく身を退いた。なかなかマネできることではないかもしれないが、小生としては世界中の政治家が模範とすべきだと考えている。

NHKの歴史を検証する番組が、アウシュヴィッツで生きていたゾンダー・コマンドを特集した。ゾンダー・コマンドとは、強制収容所において、ナチスに協力して、ユダヤ人の殺害に従事した人たちのことだ。カポとも呼ばれる。ユダヤ人の同僚を殺害したユダヤ人のことだ。そのゾンダー・コマンドの残した文章が、戦後アウシュヴィッツの地下から発見された。それらの文章を書いた紙はガラス瓶に入れられていたが、なにぶん損傷が激しくて判読困難だったものが、最近のデジタル技術の向上で、なんとか判読することができるようになった。番組は、判読された内容をもとに、ナチスの強制収容所の実態と、そこで生きていたゾンダー・コマンドたちの気持を推測していた。それを知るにつけても、人間という生き物のおぞましさを思わされたところだ。

村上春樹が二か月おきにFM東京でやっているディスクジョッキーを、小生はまだ一度しか聞いていないが、このたび特別編をやるというので聞いてみた。その特別編というのは、約二時間枠のもので、村上がこれをやる気になったのは、コロナ騒ぎでなんでも自粛を強いられている人々の無聊を慰めたいと、かれなりに社会奉仕精神を発揮したものらしい。

「プライバシーが丸裸」と題して、NHKがIT時代における個人情報のあり方について特集する番組を放送した。これまでプライバシーの保護といえば、政府など公共の権力から個人の自由を守るという文脈で論じられてきたが、今日では巨大IT産業による個人情報の収集とそれによるプライバシーの侵害といった事態が強く懸念されるようになってきたという。その動きは、なし崩し的に進んできており、このままだと近い将来に個人のプライバシーは、それこそ丸裸にされるのではないかと強く危惧されるところだ。

コロナウィルスが猛威を振るって、世界中が大騒ぎだ。こんな大きな騒ぎになったのは、欧米諸国が直撃されたからだろう。始めは中国にとどまっていたものが、イタリアを皮切りにヨーロッパ諸国に広がり、更にアメリカにも広がった。いまや感染者数ではアメリカが最高であり、それにイタリアやスペインなどヨーロッパ諸国が続く。今回のコロナウィルス騒ぎは、欧米の問題となっているわけである。

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東京では例年より早く3月22日に桜が満開になったそうだが、小生が暮らしている千葉県の船橋でも、やはり例年より早く21日に開花し、今日(3月26日)あたりにほぼ満開になった。そこで小生は、カメラを提げて近くの公園まで見に出かけた次第。

政府の新型コロナ専門家会議が、国内での感染状況について、「引き続き、持ちこたえているが、一部の地域で感染拡大がみられる」と指摘する一方で、「どこかの地域を発端として、爆発的な感染拡大を伴う大規模流行につながりかねない」と警鐘を鳴らした。これをどう受け取るかで、意見が分かれているようである。ある人々は、コロナの国内での感染は基本的には制御されたと受け取っているし、別の人びとは第二次ピークの可能性が極めて強いと受け取っている。

世界を騒がせているコロナウィルスは、米中の対立をも激化させている。トランプがこれをチャイナウィルスと言って、中国の責任を強調すれば、中国は中国で、米軍が持ち込んだ陰謀の疑いがあると反撃する。その様子は第三者の目には異様に映る。コロナを政争の手段にするのは許されない。

日本の製薬会社が開発したインフルエンザ治療薬アビガン(一般名ファビビラビル)がコロナウィルスによる新型肺炎の治療に有効であると、中国当局が発表したそうだ。それによれば、検査後陽性から陰性になるまでの日数が非投与の11日に対して4日、また肺炎症状の改善率は非投与の62パーセントに対して91パーセントだったという。しかも顕著な副作用は伴わないそうだ。

パンデミック認定されたコロナウィルスが世界経済を直撃している。その影響は当面収まりそうもない。当初は春ごろには収まるだろうと言われていたが、それはパンデミックにならないことが前提の推測であって、パンデミックが宣言された現在では、ウィルス騒ぎがピークに達するのは七月ごろ、遅ければ秋ごろまで長引く可能性もあると推測されている。そのため、世界経済は深刻な状態を呈し始めた。

アメリカでは目下インフルエンザが猛威を振るっている。すでに2600万人が感染し、1万4000人以上の死者が出ているという。中国のコロナ・ヴィルスが大騒ぎを引き起こしているところだが、災厄の規模という点では、こちらのほうが桁違いに大きい。

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