札幌中島公園でカルガモと出会う

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荊婦と札幌に遊び、中島公園を訪れた。今から三十年以上も前、まだ幼かった子どもたちを連れて北海道一周旅行をしたことがあった。その折に中島公園を散策したことを思い出し、その旅行には同行しなかった荊婦に、我々が訪れた時の様子を、現場を見せながら話してやりたいと思って赴いた次第だった。

あの時は夏の盛りで、木々の緑がまぶしかったことを思い出す。この日は秋の深まりをうけて、黄色や紅色に色づいていた。上の写真は、池面に色づいた影を映した木々の様子である。色づいた葉をモミヂというのは、モミヅという動詞の名詞形なのさと解説してやったところ、荊婦は感心した表情を呈して耳を傾けていた。

子どもたちとは何日かかけて北海道を一周したのだったが、そのツアー旅行の最後に札幌を訪れたのだった。昼時から午後にかけて自由時間が設定されたので、われわれは街中で札幌ラーメンを食ったあとに、中島公園を訪れた。詳しいことは忘れてしまったが、たしか池の畔で親子並んで芝生に坐し、休んだことを思い出す。

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その折のことを思い出そうとつとめながら、池の周囲をめぐり歩く。ふと足を止めると、木影になった水面に数羽の鴨が泳いでいる。マガモやカルガモがいる。この写真では鮮明ではないが、みな互いに打ち解けているように見える。小生の住んでいる船橋にもカルガモのいる水路があって、そこでは一年を通してカルガモと触れ合うことができる。マガモは冬の間しかいない。飛来するのは十一月も詰まってからのことで、今年はまだ姿を見せない。札幌はさすがに北の大地だけあって、すでにマガモが姿を見せているわけだ。

ともあれ、カルガモたちに見入っている小生の顔を見ながら、日頃小生が近所のカルガモたちと仲良くしているのを知っている荊婦は、大好きなカルガモたちと出会えてよかったわね、と言うのであった。

そのカルガモやマガモたちが泳いでいる水面には、柳が枝を垂らしている。この写真のなかの柳は、そう大きくはないが、北海道大学の構内で見た柳は、抱きかかえるのに四・五人もかかるほど太い幹だった。植えてから百年ほどしかたっていない筈なのに、この巨木ぶりは、成長が早いことを物語っているのだろう。

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北海道大学の構内には、名物のポプラ並木がある。ポプラも柳の仲間だそうだ。柳はふつう枝が地面に垂れ下がっているものだ、ポプラは逆に空に向かってせり上がっている。怒髪天を衝くといった風情だ。上の写真は、そのポプラ並木を写したものだ。御覧のとおり、まだ色づいてはいない。一方、銀杏並木のほうは鮮やかな黄色に色づいていた。

この日はほかに、時計塔周辺や大通り公園を歩いたりもした。おかげで万歩計の数字が一万九千九百九十九を記録した次第だった。





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