カルガモの親子を今年は二組見る

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一昨年から二年続けて、この季節の長津川でカルガモの親子を見かけた小生は、今年も見られることを期待して数日前から注目していたのだったが、一昨日に新しい親子を見かけてほっとした次第だった。そこで今日は天気もいいことだし、カメラを持って現場に出かけた。小さな水路が長津川の本流に合流するあたりだ。ここは水が浅いために、生まれたてのヒナにも安全な場所を提供してくれるとあって、毎年母カモがコガモを伴なって、我々人間にお目見えする場所になっている。

一昨日見かけた時には母カモが九羽のコガモを従えていた。その同じ場所に近づいてたしかめると、たしかにカルガモの親子はいたのであったが、どうも様子がおかしい。コガモを数えると七羽しかいない。残りの二羽はどうなってしまったのか。そんなことを思っていると、親子の外にもう一羽大人のカルガモがいて、母子に付き添うようにしている。雌雄の区別はわからない。通常母ガモは単独でコガモを育てるので、他の大人のカルガモが同行することはない。どうしたのだろうと、疑問は深まるばかりだ。

すると、水路のやや上流の方から、クワックワッという鳴き声が聞こえて来た。近づいて見ると、もう一組カルガモの親子がいて、ヒナの数を数えると九羽いる。一昨日見たのはこの親子だったのだ。そういうわけで、今年は二組のカルガモの親子を見たわけである。カルガモは一昨年も昨年もそれぞれ一組づつ子どもを育てていたが、今年の母ガモは、その中から成長した個体なのか、よくはわからない。わからないけれども、この水路で、世代を超えて命をつないでいることはたしかだと思う。

上の写真は、七羽のコガモを従えたカルガモの母子、下の写真は九羽のコガモを従えたカルガモの母子だ。この二組のコガモたちが全員無事に成長して、来年以降もこの場所で命をつないでいくことを期待したいと思う。

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