コロナ一斉休校は子どもたちにどのような影響を及ぼすのか

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コロナウィルスでパニックに陥ったらしい安倍晋三総理大臣が、ほとんど独断で、小中学校の一斉休校を全国の教育現場に要請した。要請であるから、国民はかならずしも従う義務はないようだが、そこは日本人の国民性。ほぼ総理大臣の言うことに従って休校に踏み切ったようだ。小生が住んでいる千葉県船橋市でも休校が実施され、毎日朝の登校時に聞かれる子どもたちの歓声が聞えてこない次第だ。

安倍総理大臣のこの要請を聞いたとき、小生が思ったのはまず、子どもたちの学力への影響にどう対処するのかということであり、ついで働く親たちへの影響、特に母親への負担だった。親たちへの影響については、安倍政権なりにフォローするようで、それはそれで問題がないわけではないが、一定の評価はできる。ところが、子どもたちの教育への影響については、ほとんど、あるいは全く考慮されている様子がない。

安倍晋三総理大臣のいうことを聞く限りでは、小中学生は三月いっぱい、もしかしたら一切の教育を受けられない状態に追い込まれる。学習というのは日々の積み重ねであるから、そこに一か月の空白が生まれるというのは、非常に問題だといわねばならない。記憶がものをいう科目でもそうだが、算数や数学・理科のような教科においては、一か月の空白は大きくものをいうのではないか。その空白を埋めないまま教育が再開されると、どのような深刻な事態になるか、小生のような隠遁老人でも気になるところだ。

ところが、その肝心のところがどうなるのか、全く伝わってこない。安倍晋三総理大臣は、事態の緊急性を云々して、国民に理解を求めるばかりで、課題についての合理的な対応が講じられているとは全く感じられない。ただただ精神論を述べているところは、戦時中の軍部と異なる所はない。無責任の限りと言わねばなるまい。そういえば、「昔陸軍いま安倍晋三」という戯れ言葉が流行っているそうだ。





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