超音速で滑空した男

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世界で初めて超音速で滑空した男が現れた。オーストリア人のバウムガルトナーさんだ。彼はニュー・メキシコ州の砂漠上空からスカイダイビングを行い、その際に音速を超えるマッハ1.24以上の速度で滑空したと確認された。

スカイダイビングを主催した国際スポーツ飛行連盟(International Federation of Sports Aviation)によれば、バウムガルトナーさんは、地上128100フィートの高さでカプセルから飛び出し、9秒後に地上に降下した。その間の最高速度を計算すると時速833.9マイルになり、これはマッハ1.24に相当するというのだ。

ジェット機と同じ速さで飛ぶなんて、どんな感じがするのだろう。怖くないのだろうか。記者会見でそのことを聞かれたバウムガルトナーさんは、とても説明できないと答えたそうだ。なぜなら、実際にその速度で飛んだ人間でなければ実感できないことだから、というのだ。

少なくともいえることは、バウムガルトナーさんは最初から最後までその速度で飛んだのではないということだ。最後まで超音速で飛んだならば、五体満足で地上に降下することはできなかっただろう。(写真はAPから)





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