整備進むマッカーサー道路(環状2号線)

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増上寺を辞去した後、マラソンの様子を見ながら日比谷通りを新橋方面に歩いていったら環状2号線(通称マッカーサー道路)整備用地との交差点に差し掛かった。そこから虎の門方向を見ると、写真のような高層ビルが建ちあがりつつあるのが見えた。この道路は再開発手法で計画されているのだが、その中核となるのがこのビルだ。

このビルは、地権者のクリアランスの受け皿として、また立体道路と一体をなすものとして位置付けられている。環状2号線はこのビルの真下で地下に潜り、第一京浜の手前で地上に出、JRの高架下をくぐって汐留方面に抜ける計画になっている。ともあれこのビルが建つと、地域内の地権者がそこに入居し、整備用地が一気にクリアランスされるというわけである。

この道路計画には筆者もいささかかかわったことがある。西暦2000年頃のことだ。その頃は用地買収も進んでおらず、いつになったら計画が動き出すか、前途茫々たるものを感じたが、それから10年ちょっとしかたたぬうちに、ここまで立ち上がるとは、正直言って驚きだ。この手の事業は、住民の合意形成と並んで、予算の裏付けが物を言う。ここまで順調に立ち上がってきたということは、公共事業抑制の時代にあっても、潤沢な資金が優先的につぎ込まれてきたことを物語っている。

ともあれこの道路が貫通すると、虎ノ門から築地市場の脇をくぐり、晴海から臨界副都心へと至る大幹線道路ができることとなる。

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