銀座のバー、ボルドー:水彩で描く東京風景

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銀座八丁目の東側の路次の一角に絵のような建物が立っている。二階建ての低い建物で壁には一面蔦が絡まっているので、建物なのか、蔦のパフォーマンスなのか、一瞬何が何だかわからない気持ちに陥るが、これは古い歴史を持つバーなのだそうだ。その名はボルドー。蔦の間から、ボルドーの名を記した小さな表示板が覗いている。

これは銀座に現存するバーの中でも最も古いバーで、あの山本五十六総督も度々通ったのだという。筆者はまだ入ったことはなく、こんな建物が存在することは、「東京を描く市民の会」の仲間から教えられた次第だった。

(ホワイトワトソン300g、26×36cm、2012年)


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