ロシア中部で隕石が爆発

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ロシア時間の2月15日朝(日本でも今日の午前中)、ロシア中部上空で隕石が爆発して多数の破片が飛び散り、数百人の人々が怪我をするという事態がおこった。ロシアのメディアによれば、ロシア中部チェリャビンスクの上空で、何らかの物体が爆発して破片が飛び散ったり、爆風が発生してガラス窓を割ったりして、数か所で被害がでたという。

当初は飛行機が爆発しただの、新たな流星群が現れただの、色々な憶測が飛び散ったが、結局大型の隕石が地球の大気圏に突入し、爆発したという結論に落ち着いたのだそうだ。

折から、2月16日の朝に小惑星が地球に異常接近するという情報が流れており、世界中の人々が緊張感を持っていた矢先であったので、このニュースは異常な関心を呼んだ。

この隕石と小惑星とは全く関係はないようだ。しかしこれほどのインパクトをもつ隕石の動きについては、あらかじめモニターされていてしかるべきはずだった。それが不意を撃たれたような格好になったのは、人々の目が小惑星の方に集中していて、伏兵の存在に気付かなかったということか。(写真はロイターから)

関連サイト:地球と宇宙の科学


 





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