増上寺門前で東京マラソンを見る

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東京を描く市民の会の月例スケッチが芝増上寺で開催されるというので、集合時間の10時前に現地に出かけてみた。浅草線の大門駅で降りて、途中町の風景をカメラに収めながら解脱門に近づいていくと、何やら変った雰囲気が立ち込めている。聞けば東京マラソンが開催中で、解脱門の前の日比谷通りがそのコースになっているせいで、大勢の人が応援に駆け付けているのだという。筆者が解脱門の前にたどりついたのは、9時45分頃だったが、その時にはすでに、車椅子マラソンの先頭グループが折り返し点から戻ってきて、浅草方面に向かって疾走しているところだった。やがて、招待選手らからなる先頭集団が大きな塊となって通り過ぎて行った。

日比谷通りは渡れないので、少し南側に架っている歩道橋を渡って解脱門の門前に至ると、仲間の連中が数十人集まっていた。今日はこんな調子で町はてんやわんやだから、銘々思い思いにスケッチして、2時半に再び集合してください。隣の小公園で品評会を行って、その後銀座の画廊に行って同人展の見物をしましょうと幹事さんがいう。

筆者は解脱門やら大殿の輪郭を軽くスケッチした後、通りに出てマラソンの様子を見物した。夥しいランナーがそれぞれ色彩豊かな格好をして、楽しそうに走っている。沿道には大勢の人々が応援に駆け付けていて、仲間らしいひとが走ってくると大声で呼びかけている。ガンバレー、ガンバッテネー。走っている人たちはともかく、応援隊の人たちを眺めているのも結構面白い。皆目立つようにと、奇抜な格好をしているからだ。

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このマラソンには、筆者はいささか関わりがある。1992年にハーフマラソンとして出発した時には事務局の一角を担った。その時には、警視庁から一度限りだという条件を付けられていたものだが、二年目以降も開催することが出来、2007年にはフルマラソンに拡大され、今年はついにメジャーに昇格したということだ。

フルマラソンになってから何回か浅草の折り返し点での様子を見物したことがあるが、自身で走ったことはない。筆者は子どものころから長距離走が苦手だったのだ。





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